複合機のミドルモデルと同等のプリント性能を搭載しながら、実売で15,000円前後という低価格を実現した「PIXUS iP4830」。機能が限られている分、本体のサイズもコンパクトで、複合機と比べると一回り以上小さい設置面積ですむのも魅力的だ。プリントさえできれば十分というユーザーにとっては、非常にコストパフォーマンスの優れた製品だといえる。
個人的にはこれで無線LANかBluetoothに対応していれば理想的なのだが、さすがにそれは多くを望みすぎだろう。パソコンから離れた場所に設置したいという場合は、無線プリントサーバーやプリンタ共有機能を搭載した無線LANルータなどを使えば、パソコンと直接ケーブルをつなげなくてもプリントすることができる。設置の自由度や使い勝手を重視する場合は、こうした周辺機器を検討してみるのもひとつの手だ。
なお、新しい「PIXUS」シリーズのうち複合機「MG6130」および「MG8130」に関しては、別途レビュー記事でそれぞれの製品の特長を紹介している。そちらも併せて参考にしてほしい。
■試用機の仕様 | |
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PIXUS iP4830 | |
インクジェット | |
6色独立インクシステム | |
最高9,600×2,400dpi | |
A4 | |
431(W)×297(D)×153(H)mm/約5.7kg | |
インクタンク一式、セットアップCD-ROM、使用説明書一式(紙)、CD-Rトレイ |