9月9日、日立コンシューマエレクトロニクスは、液晶テレビ「Wooo」の新シリーズ「ZP05」を発表した。ラインナップは、42V型の「L42-ZP05」と37V型の「L37ZP05」。L42-ZP05は10月下旬、L32-ZP05は10月中旬の発売。価格はオープンで、市場価格は、L42-ZP05が28万円前後、L37-ZP05が24万円前後と予想される。

ほかのブロックに光が漏れない分割制御バックライト「スリムブロック」型LEDバックライトを採用した「Wooo ZP05」シリーズ

ZP05シリーズは、同社のオリジナル技術「スリムブロック」型LEDバックライトの採用を最大の特徴とするモデル。同バックライトは、画面を複数のブロックに分けて分割制御を行う。ただし、一般的な直下配置型のLEDバックライトとは異なり、分割された各ブロックから、ほかのブロックに光が漏れない仕組みとなっている。これにより、例えば、明るいエリアの隣に暗いエリアがあった場合でも、暗いエリアにバックライトからの光が漏れることなく、あくまでも黒は黒、といった表現が可能になる。なお、パネル部分は、両モデルともフルHDのIPSαパネルを使用。

バックライト以外の部分は、今年の4月に発売された「XP05」シリーズに近い構成。チューナーは、地上アナログ×1基に、地上デジタル×1基、地上/BS/110°CSデジタル×2基。テレビ番組を視聴中に、2番組の同時録画も可能だ(録画が可能なのはデジタル放送のみ)。内蔵HDDは、XP05の320GBから500GBへと容量がアップ。HDトランスコード/トランスレート技術「XcodeHD」により、8倍の長時間フルハイビジョン録画にも対応している(内蔵HDDには、最大で約400時間のフルハイビジョン録画が可能)。もちろん、HDDカセット「iVDR-S」を利用するための「iVポケット」も装備。iVDR-Sでも、内蔵HDDと同様の長時間録画ができる(長時間録画が可能なのは、搭載されてるチューナーのうち1基のみ。2番組同時録画の際には、片方はTS録画となる)。画質面では、超解像技術の「ピクセルマネージャー」や、シーンや部屋の明るさ、照明の色にあわせた画質調整を行う「インテリジェント・オート高画質2」などを搭載。オーディオ部分には、音響パワーイコライジング技術「CONEQ」を採用。ネットワーク関連では、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」「テレビ版Yahoo!JAPAN」などに対応するほか、DLNAのサーバーとクライアントの両方の機能を搭載する。

なお、同社では、すでに発売中の「XP」「HP」「H」「UT」に、この「ZP05」を加えたラインナップで、秋冬の商戦期に臨むとのことだ。