米Microsoftは8月12日 (現地時間)、開発中のWebブラウザ「Internet Explorer (IE) 9」のベータ版ローンチイベント「Beauty of the Web」を9月15日に米サンフランシスコで開催すると発表した。ベータ版発表のために同社が単独イベントを用意するのは異例であり、根本的な見直しを行っているIE9にかける同社の意気込みが伝わってくる。

Microsoftは同日からWeb開発者、デザイナー、ブロガー、報道関係者などに招待状の電子メールの送信を開始した。IE9ではHTML5サポートが大きなポイントになるが、招待状にはRSVP用のHTML5サイトのリンクが記されている。同サイトには「Unlocking the _ _ _ _ _ _ web」と書かれたパズルが用意されおり、招待者は参加の返事をするために"V"、"E"、"A"、"N"、"T"、"I"を並べ替えた単語を入れる必要がある。

答えは「native」である。IE9では、JavaScriptエンジンがマルチコアCPUを利用してバックエンドでコンパイルしたネイティブコードをフロントに渡すなど"ネイティブ"もキーワードの1つだ。

MicrosoftのJames Pratt氏は公式ブログで、「9月15日に、Windowsネイティブが感じられるより美しいWebをお見せできる」と述べている。