実際の性能をチェックしてみよう。定番の3Dベンチマークソフト「3DMark Vantage」、PCの総合ベンチマークソフト「PCMark Vantage」、オンラインRPG「ファイナルファンタジーXI」のベンチマークソフト「Vana'diel Bench 3」、DirectX 10を活用した美麗な映像の「ロストプラネット」、高品質なグラフィックスのサバイバルホラー「バイオハザード 5」のベンチマークソフトをそれぞれ実行した。Windows エクスペリエンス インデックスも確認している。

ここで注目したいのは、バイオハザード5とロストプラネットの結果だ。どちらも高い3D処理性能を求めるタイトルだが、プレイできるスコアを出している。具体的には、3Dゲームにおいて問題なく遊べるFPS(1秒間に何コマ表示できるか)の数値は「30」がひとつの目安となっており、「60」あれば滑らかな表示で快適に遊べるレベルといえる。今回の試用機では、1,600×900ドットという高解像度でも「30」以上の数値を出しており、プレイできるレベルに達している。

■3DMark Vantage

3DMARK P2852
GPU SCORE 2627
CPU SCORE 3840

■PCMark Vantage

Score 4361
Memories Score 2305
TV and Movies Score 2552
Gaming Score 2395
Music Score 4387
Communication Score 5246
Productivity Score 3575
HDD Score 4315

■Vana'diel Bench 3

High 4845
Low 6931

■バイオハザード5ベンチ

1,280×720 35.3
1,600×900 31.6

■ロストプラネット

■1,280×720
snow 53.1
cave 35.8
■1,600×900
snow 33.6
cave 34.4

Windows エクスペリエンス インデックスの基本スコア

ここまでのベンチマークで、性能の高さはわかってもらえたと思う。しかし、Alienware M11xは性能だけではない。ゲーミングPCにとって重要となる「使いやすさ」と「遊び心タップリのギミック」もキッチリと抑えている。次回では、その点について詳しくチェックし、合わせてBTOの魅力についても触れていきたい。

製品名 Alienware M11x
CPU Intel Core i5-520UM(1.06GHz)
メモリ 4GB(DDR3)
ストレージ 500GB SATA HDD(7,200回転)
光学ドライブ - (オプション)
グラフィックス Intel HD Graphics(CPU内蔵)+NVIDIA GeForce GT 335M 1GB
ディスプレイ 11.6型ワイド WXGA(1,366×768) 光沢液晶(WLED)
オーディオ 5.1ch サラウンドシステム対応、音声出力×2、音声/マイク入力、ステレオスピーカー(2W×2)
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10/100BASE-TX対応有線LAN
インタフェース HDMI、DisplayPort、D-Sub、USB 2.0×3、IEEE1394、メディアカードリーダ(SD/SDHC/メモリースティック・Pro/MMC)、Bluetooth 2.1+EDRほか
サイズ/重量 W285.7×D233.3×H32.7mm/約2.0kg
OS Windows 7 Home Premium(64bit)
価格 99,979円(デル・オンラインストア価格/7月現在)