TISは7月29日、中田英寿氏が監修するスポーツコミュニティサイト「365すぽーつでぃ」に対するクラウド基盤として、「TIS Enterprise Ondemand Service」が採用されたことを発表した。

「365すぽーつでぃ」は、スポーツ好きのユーザーのためのコミュニティサイトで、サイトに実装されている「チーム・ユーザーマネジメントシステム」によって参加メンバーや対戦相手を募集することができるほか、中田英寿氏自身をはじめ、プロアスリートによるトレーニングやテクニックなどの動画コンテンツも提供されている。

同サイトでは、大規模なスポーツイベント開催時期などに急激なアクセス数の増加が見込まれるなど、システムリソース利用量の変動を踏まえた柔軟な運用が求められており、TISは「TIS Enterprise Ondemand Service」によってこの要件に対応。トラフィックについては「数万人規模に耐えうる安定したサービスを提供する」とされており、大規模なコミュニティサイトへの同クラウドサービスの適用は初となるという。

同サービスで利用される同社のデータセンターは金融機関の基幹システム向けのサービス提供も行われているなど、大量の個人情報保護にも対応する高レベルのセキュリティ対策が施されているという。

なお、「365 すぽーつでぃ」に実装されている各種Webアプリケーション(機能)の開発はアシアルが担当した。