毎日コミュニケーションズは6月29日(火)、パソコン総合誌「PCfan8月号」を発売する。

『PCfan8月号』(6月29日発売、特別定価: 780円)。表紙のモデルは森カンナ(もりかんな)さん

第1特集のテーマは「MADE IN JAPAN」。MADE IN JAPANといえば、高品質、高性能の安心と信頼、真面目でクールな個性を約束する表現である。しかし需要低迷、低価格化の波、グローバル競争……といった状況もあって、いまの日本は元気をなくしてしまったようだ。

本記事では日本のPC業界の歩みを振り返り、モノを作るスタイルとは何か、なぜ日本ではiPadができなかったのか、純日本製の自作PCが生まれる可能性などについて分析。さらに、いま世界に誇れる日本の技術・サービスの存在に踏み込んでいく。サブテーマ「がんばれ! ニッポンのパソコン業界」の通り、この特集は日本のPC業界に対する応援歌でもある。

「ニッポンが弱っている。イチローががんばり、宮里藍ががんばり、北島康介も浅田真央も、そしていま日本サッカーもあんなにがんばっているというのに、かつての世界的スターであった日本企業たちは、いま軒並み元気を失っている。なぜだ、どうしてだ、ニッポンはそんなに弱かったのか。苦境にあっても、ニッポンには強い土台があるはずじゃないか。技術があり、職人がいて、それを応援する人たちがいるじゃないか。だからニッポンよ、きっと、立ち上がれ。」(第1特集より)

特集内企画の「生産拠点マップ」では、ふだん何気なく使っているパソコン、周辺機器、ソフトの生産拠点に注目してみた

付録にはLinux導入スペシャルとして、最新のLinux OS「Ubuntu10.0」収録CD-ROMと、小冊子「Linux START BOOK」が付属する。Ubuntuは数多くリリースされているLinuxディストリビューションの中でも注目のOS。基本的には無料で利用でき、バグフィクスやセキュリティ対策のアップデートが定期的に行われるなど安定・安全性も高い。オフィススイートからマルチメディアソフトまで多彩なソフトが最初から利用できるのも大きな魅力となっている。

最新の「Ubuntu 10.04 LTS Desktop 日本語 Remix CD」を収録したCD-ROMが付属する。WindowsやMac OS Xに続く第三のOSとして、気軽に活用してみてほしい

付属の「Linux START BOOK」では、HDDにインストールせずにUbuntuが利用できるライブCD機能の使い方、HDDへのインストール手順、便利な設定ポイントなどを解説している

第2特集は、米国で4月の発売から2カ月間で200万台を売り上げたという「iPad」を取り上げた。iPadの何がユーザーを引きつけるのか……。この特集ではiPadの機能や使い勝手を紹介し、その活用方法を考えてみた。

電子書籍としての可能性も探っていく。日本において、販売や閲覧の方式が固まるのはしばらく先のことになりそうだが、期待したい分野だ

ビギナー歓迎シリーズ企画「PCfan Jr.」は、「自作の買い物」に焦点を当てた。実際にPCを組み立てる以前……すなわちパーツについて調べ、悩み、そして最終的に選び挙げる段階、いうなれば"エア自作"も自作の醍醐味だろう。そこでパソコン専門店・クレバリーにインタビューを行い、初心者に最適な自作パーツの選び方を聞いてきた。また、オススメの自作プランも紹介している。

自作のベテランからもアンケートを取った。そもそもなぜ自作するのか、こだわっているポイント、パーツ選びでの失敗談について、ライターや編集者が熱く(?)語っている

ほかに、フレッシュな一挙ラインナップで梅雨を吹き飛ばす勢いのパソコン夏モデルをカタログ紹介。ブランドの再編成、新シリーズの投入、各種機能の進化など、注目したいポイントは数多い。

また、デジカメや携帯で撮りためた画像の有効な活用法としてフォトムービー作成ソフトが注目されている。そこでプロの映像作品ばりのフォトムービーを作成する流れを丁寧に解説した。