告知のあった通り、6月19日~同20日の2日間、インテルが東京・秋葉原でイベント「Intel in Akiba 2010 Summer」を開催した。最新製品の展示やデモンストレーション、自作PCユーザー必見のステージなどが盛況で、会場内は終日、訪れた多くの自作PCファンによって埋め尽くされていた。

会場はベルサール秋葉原。2日間とも多くの来場者で賑わっていた

ユーザーに混じって会場を見て回るインテル代表取締役社長 吉田和正氏の姿も

各社のブース出展の様子

ASUSTeKブースの注目は、3D立体視ノート「G51Jx」のライブデモ(左)や、先日のCOMPUTEXで公開されたばかりの最新マザーボード「SABERTOOTH X58」(右)など

MSIブース。最新マザーボード(左)はもちろん、「3DMark 11」の国内初公開デモ(右)も人気に

GIGABYTEブース。Intel H55 Express採用のMini-ITXマザーボード「GA-H55N-USB3」は、最新インタフェースのUSB 3.0を標準装備

ECSブース。最新マザーボードを中心に展示。通常デスクトップ並の性能が期待できるIntel H55 Express採用のMini-ITXマザーボード「H55H-I」のデモに注目

秋葉原のPCショップが抽選会などで来場者を楽しませていたイベントブース。ここにも終日ひとだかりが出来ていた

PC本体メーカーもCore iシリーズ搭載の高性能PCをずらり出展。タッチアンドトライで性能を体験することができた

オーバークロックの世界記録挑戦も

会場の一角に設けられた「オーバークロックコーナー」では、著名オーバークロッカーのduck氏が、Intel Core i7-875K/i5-655Kによるオーバークロック世界記録に挑戦

取材時は、ちょうどIntel Core i5-655Kで7GHz超えに成功していた。ちなみにこれまでの世界記録は6.5GHzほどだったそうなので、この時点で見事に記録更新だ

恒例のプレゼント抽選会は趣向をこらした「AR」

恒例のプレゼント抽選会。スタンプラリーなど毎回趣向をこらしたお楽しみだが、今回は今はやりの「AR」(Augmented Reality: 拡張現実)を利用した凝ったものに

会場内でARシールを集めて、抽選会場のAR表示システムに読み込ませると、当選プレゼントがポンッと飛び出してくるという仕組み

"神様"降臨、今回のお題はSSDとKシリーズ

同社のイベントではおなじみとなっている、"神様"こと、インテル技術本部の天野伸彦氏による技術解説のステージは、今回はSSDとOC向けCore i製品に関するものだった。SSDではWindows 7と組み合わせた際に有効な設定方法など、実際に役立つ情報を紹介。一方のOC向けCore i製品とは、つい先日に新発表されたIntel Core i7-875K/i5-655Kのことで、これら製品をよりディープに楽しめる情報が紹介されていた。

2日間とも"神様"こと天野氏が登場。イベント初日のテーマはSSD。まずは、高速なSSDと大容量なHDDを組み合わせたデュアルドライブ構成のメリットを説明

続いてSSD利用の際のポイントとして、AHCIモードで使うことの重要性を説く。ちょっと古いマザーボードのBIOSだと、デフォルト設定がIDEモードに設定されていることがあるので、意外とIDEモードのまま使っている人は多かったりする。ベンチマークだと結構な差に

SSDでRAIDを組む際の注意点なども。ほかにも、SSD搭載時のパワーマネージメント設定の細かなチューニングや、IT管理者向けのデバイス情報の取得、管理方法のレクチャーなど、かなりディープな解説が繰り広げられていた

SSD解説の最後にスペシャルゲストも登場。YoutubeのIntelチャンネルの動画で人気の、ちょっと"ぶっ飛んだ"SSDアピール動画「Adventures with Intel Solid-State Drives」でおなじみ(?)、Alan Frost氏が来日

Frost氏の目的は、日本を舞台としたAdventures with Intel SSDの新動画の収録だ。瓦の間にSSDを挟み、空手家が瓦を粉砕っ! でもSSDは無事だったぜ! ……というネタ

2日目のステージの様子。倍率ロックフリー仕様のオーバークロッカー向けCPU、Intel Core i7-875K/i5-655Kがそのテーマだ

オーバークロックの際のワンポイントメモも