スイス拠点の周辺機器メーカーLogitechは、今年秋に発売するセットトップボックス(STB)版「Google TV」の名称を「Logitech Revue with Google TV」としたことを発表した。スペックや価格、発売日などの詳細は現時点で不明。同社はRevue専用ページを用意しており、今後も最新アップデートを随時掲載していくとのこと。

「Logitech Revue with Google TV」

「Google TV」は5月20日(米国時間)に開催された開発者カンファレンス「Google I/O」で正式発表された。当初、Google、Intel、ソニーの3社の共同プロジェクトといわれていたGoogle TVは、後に参加メンバーとしてLogitechが加わっていることが判明し、その役割が注目されていた。最終的にGoogleが基本ソフトウェア、Intelがプロセッサ、ソニーがTV一体型デバイス、LogitechがSTB、Adobe SystemsがFlashなどのソフトウェア技術、Dish Networkがコンテンツサービス、販売パートナーがBest Buyというそれぞれの役割を持った7社のアライアンスのプロジェクトであることが明らかになった。

Logitechによれば、「Revue」(レビュー)とは1910~1930年ころにかけて人気だった音楽やダンス、場面描写などを組み合わせて作られた劇場型エンターテイメントだという。ひるがえって21世紀のRevueは、Web、ケーブル/衛星TVコンテンツ、アプリ、ビデオなどを組み合わせた総合エンターテイメントを目指しており、そうした2010~2030年のトレンドを作る願いを込めてつけたものとしている。

なお、Google I/O時点で公開されたGoogle TVはプロトタイプという話があり、今後製品発売までにさまざまな変更やブラッシュアップが加えられる可能性がある。もし興味ある方は、今後のアップデートを順次チェックしていくといいだろう。