4月に開催されたiOS 4のプレビューでは目玉機能の1つと紹介されながら、6月7日のWWDCのキーノートではあまりフィーチャーされることのなかった新機能「Game Center」だが、開発者向けのサービス公開が開始されたようだ。AppleInsiderがログイン画面のスクリーンショットを公開している

4月のイベントで公開されたゲーム向け新機能「Game Center」。撮影:Yoichi Yamashita

Game Centerはメンバー同士がマッチング対戦やスコアランキングを競ったり、互いにコミュニケーションを行うためのポータルを提供するソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)だ。AppleInsiderによれば、Game Center機能を利用するためのアプリの提供が開発者向けに開始されたほか、iOS 4対応ゲームやアプリからこのGame Center機能を呼び出すための「GameKit API」の提供も行われているという。

ただし、今回公開されているGame Centerはベータ版であり、ログイン操作しか受け付けない状態だという。今回公開されたスクリーンショットからわかることは、基本的にはログインにはiTunesのアカウント(つまりApple ID)を使うが、新たにGame Center用アカウントを作ることも可能だという点だ。名前、電子メールアドレス、パスワード、パスワード忘却時のクイズ設定、ニックネームの入力項目が確認できるほか、「他ユーザーによる自身のゲームへの招待」「電子メールアドレスによるユーザー探索の許可」など、ソーシャル機能に関する設定も見受けられる。また、マイページのような画面も存在するようだ。