Firefoxの使い方といっても、WEBページをブラウズする際の基本的な操作方法は他のWEBブラウザソフトと同じです。[戻る][進む]ボタンを使ってページを切り替えたり、タブを使って1つのウインドウ内で複数のページを切り替えながら見たりといったベーシックな使い方は、いずれもお馴染みのもの。特に戸惑うこともないでしょう。

ただ、ちょっと意識しておきたい部分もあります。例えば、ブックマークの登録や利用の方法、「スマートロケーションバー」の役割や使い方、さらにはダウンロードしたファイルの管理などについても、Safariとは異なる部分があります。ここではつまずきやすいそれらの違いを中心に解説しましょう。

とはいえ、心配することはありません。前ページでFirefoxは「開発が早い」という話をしましたが、ユーザが不満に感じた部分に関してはすでに対応が施され、むしろかゆいところに手が届く使いやすいブラウザになっています。一度その使い勝手に馴染んでしまえば、ほかのブラウザは使えなくなってしまうかもしれません。

Firefoxでブックマークを管理する


 ブックマークの追加

Firefoxのブックマーク関連機能には、Safariと若干異なる部分があります。まず、表示しているページをブックマーク登録してみましょう。[☆]をクリックすると、[★]に変わります。これでブックマークは「とりあえず」登録されたことになります

登録したブックマークを利用するには、サイドバーを使うと便利です。[表示]メニューの[サイドバー]→[ブックマーク]と選択します。また、メニューバーの[ブックマーク]メニューからも直接ブックマークにアクセスできます

サイドバーが開いたら、最下段にある[未整理のブックマーク]のフォルダを見てみましょう。上の1のように[☆]を一回クリックして登録したブックマークはここに保存されています。これをクリックするとブックマークしたページを表示させることができます


 ブックマークの整理

[未整理のブックマーク]フォルダ内のブックマークをフォルダに分けて整理しましょう。[ブックマーク]メニューで[ブックマークの管理]を選択し、[履歴とブックマークの管理]ウインドウを表示します。フォルダの作成を行い、ドラッグ&ドロップで整理しましょう

ブックマーク追加時にスマートロケーションバー上でフォルダ分けすることもできます。一度クリックした[★]をもう一度クリックし、表示された吹き出し風ダイアログでフォルダを選択します


 スマートロケーションバーの活用

URLを入力したり表示する場所である「ロケーションバー」。Firefoxでは、「総合検索窓口」のような役割も持っています。例えば単語を入力した場合、その言葉が「履歴」や「ブックマーク」「タグ」(後述)にあればそれを見つけ出して表示してくれるのです

履歴やブックマーク、タグなどがない場合は、Googleによる検索が行われ、結果が表示されます。また、入力する単語によっては検索結果ではなく直接関連ページが表示されたりします

「アップル *」のように、検索単語のあとに「(半角スペース)*」を入力すると、候補をブックマーク登録されているもののみに絞ることができます。わざわざブックマークメニューを開かなくてもアクセスできて便利です