日立製作所は26日、裁判員制度で利用される用語の手話アニメーションを収録したソフト「裁判員制度に係る手話単語辞書」を同社Webサイト上で公開した。対応OSは、Windows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7。2011年3月31日までのおよそ10カ月間無償公開される。

「裁判員制度に係る手話単語辞書」は、社会福祉法人全国手話研修センター 日本手話研究所の協力のもと、裁判員制度で使用頻度が高い520語が収録。表示される単語を選択して、[再生]ボタンを押すとCGアニメーションの人物がその言葉の手話を再現する。アニメーションの人物は、正面 / 左 / 上 / 右と各方向でビューを変えられるので、より正確に手話の動きを学ぶことが可能になる。

同社は、1995年に手話アニメーションソフト「Mimehand」を製品化しており、PC上でCG手話アニメーションを作成・編集できるソフト「Mimehand II」、日本語手話辞典約8,000用例を網羅する電子版「日本語-手話辞典」なども提供している。

「裁判員制度に係る手話単語辞書」起動画面

"喧嘩"を表す手話(正面)

"喧嘩"を表す手話(右)

"喧嘩"を表す手話(上)

"喧嘩"を表す手話(左)