長かった連休も終わり、いつもの日常に戻った秋葉原。「数年前よりも確実に財布のひもは固くなっている」というショップスタッフの声もあったが、ゴールデンウィークは特に前半を中心として、大勢のお客さんが買い物に来ていたようだ。

注目されていたAMDの6コアCPU「Phenom II X6」であるが、売れ行きは非常に好調だった模様で、一部ショップでは品切れも。マザーボードでは、やはりハイエンドの「Crosshair IV Formula」(ASUS製)を選ぶユーザーが多かったとか。

今週は、連休直後ということもあり、新製品の種類自体は決して多くはないが、特徴的な製品が揃っている。早速以下でレポートしたい。

GIGABYTEからも3万円台の豪華マザー

残念ながら、連休前にSB850搭載モデルを投入できなかったGIGABYTEであるが(既発売の2モデルはサウスブリッジがSB710)、今週はハイエンドモデル「GA-890FXA-UD7」を含めた5種類のマザーボードが一挙に登場している。価格は以下の通り。

■GIGABYTEのマザーボード新製品
製品 チップセット サイズ 価格帯
GA-890FXA-UD7 890FX+SB850 XL-ATX 31,000円前後
GA-890FXA-UD5 890FX+SB850 ATX 24,000円前後
GA-880GA-UD3H 880G+SB850 ATX 15,000円前後
GA-880GMA-UD2H 880G+SB850 マイクロATX 14,000円前後
GA-870A-UD3 870+SB850 ATX 15,000円前後

注目は、Crosshair IV Formulaと同じ価格帯にぶつけてきたハイエンドのGA-890FXA-UD7。XL-ATXフォームファクタという、通常のATXよりも長い形状を採用することで、2スロット厚のグラフィックスカード4枚による4-wayのCrossFireXをサポートした。ほか、チップセットの冷却には水冷/空冷両対応の「Hybrid Silent-Pipe 2」を採用するなど豪華仕様。

GIGABYTEの真打ちマザー「GA-890FXA-UD7」が登場。箱もかなりデカい

ポイントは何と言ってもここ。4-way CrossFireXをサポート

GA-890FXA-UD7のマザーボード基板。通常よりも1スロット分長い

チップセットのヒートシンクは水冷にも対応している

空冷のときは、付属のクーラーを使って冷却能力をアップ

付属品。CrossFireのブリッジは2本が同梱されていた

ただし、通常のATXマザーボードよりは、拡張スロット1つ分だけ長くなっているので、対応ケースはかなり限定される。そのため、同社のWEBサイトには対応ケースのリストが掲載されており、購入に際してはあわせてケースのチェックも忘れないようにしたい。

「対応ケースを持っていない」という人のために、T-ZONE PC DIY SHOPでは台数限定でThermaltakeのフルタワーケース「Xaser VI VG4000SWA」を15,980円という超特価で用意。こちらの購入も検討してみてはどうだろうか。

T-ZONEではXL-ATX対応ケースを特価で用意。台数限定なのでお早めに