三菱電機は、フルHD(1,920×1,080)対応の23型ワイド液晶ディスプレイ「Diamondcrysta WIDE」2機種を発表した。5月28日より発売される。表面処理がグレア(光沢)の「RDT232WX-S」と、ノングレア(反射防止)の「RDT232WX」があり、価格はどちらもオープンだが、店頭予想価格は「RDT232WX-S」が44,800円前後、「RDT232WX」が42,800円前後。

「RDT232WX-S」(左)と「RDT232WX」(右)

新製品はいずれもIPS方式の液晶ディスプレイで、液晶画素の中間階調の応答速度を向上させる同社独自の「オーバードライブチェンジャー」機能により、3.8msの応答速度を実現する。この値は、同社調べによれば、IPS方式において国内最速だという(2010年5月13日現在)。なお、オーバードライブチェンジャー機能は、コンテンツに合わせてオフ/レベル1/レベル2の3段階から選択できる。

そのほか、コンテンツに合った画質を簡単に設定できる「DV MODE」、きめ細かく、なめらかな階調表現を実現する「10 ビットガンマ機能」、省エネをサポートする「ECO Professional」、画面の周囲に出るノイズを隠すことができる「オーバースキャン機能」などを搭載する。

表示色は約1,677万色、視野角は左右178度、上下178度、輝度は300cd/平方メートル、コントラスト比は5,000:1(CRO非動作時は1,000:1)。インタフェースは、DVI、D-Sub、HDMI×2、D端子、ラインイン×2(ステレオミニジャック、RCAピンジャック)、ヘッドホン。ほかに、3W+3Wのステレオスピーカーも内蔵する。外形寸法はW546×H453×D230mm、重量は約6.3kg。