パイオニアは5月10日、パーソナルサウンドシステム「XW-NAV1」「XW-NAC1」を発表した。発売日は、XW-NAV1が6月下旬、XW-NAC1が5月下旬を予定している。価格はオープンで、市場価格は、XW-NAV1が2万5,000円前後、XW-NAC1が3万円前後と予想される。

DVDの再生機能や、USBメモリーへの録音機能などを備える「XW-NAV1」。ブラックとアリスブルーの2色が用意される

2基のDockコネクタとBluetooth機能を備える「XW-NAC1」。こちらは ブラックとホワイトの2色

2製品とも、iPodに対応したパーソナルサウンドシステム。XW-NAV1は、多様なメディアのサポートを特徴とするモデル。iPod対応サウンドシステムとしては珍しく、DVDドライブを装備しており、DVDビデオの再生も可能だ。XW-NAV1の本体にはディスプレイは搭載されていないが、HDMI出力端子と、アナログ映像/AUDIO出力端子を備えており、大画面テレビなどに接続してDVDの映像を見ることができる。その際、DVDの映像は、1080pにまで高解像度化することができる。また、USBポートも1基装備しており、USBメモリーに保存した音楽や映像、静止画を再生することも可能だ。なお、USBメモリーに音楽CDからMP3形式で録音できる機能も搭載している。さらに、FMチューナーやタイマー機能も搭載している。

XW-NAC1は、天面に搭載した2基のDockコネクタを特徴とするモデル。2台のiPod/iPhoneに保存されている音楽を交互にシャッフル再生することが可能だ。また、2台のiPod/iPhoneが切り替割る際に、曲間を自然につなぐクロスフェード処理を加えることもできる。また、Bluetoothにも対応しており、ワイヤレスでiPod/iPhoneなど、Bluetoothに対応した機器の音楽を再生することもできる。ワイヤレス伝送時のS/N比を改善する、サウンドレトリバーAirも搭載している。また、iPod/iPhoneに保存された映像などを、テレビに出力するための映像端子は装備しているが、XW-NAV1とはことなり、アナログ端子のみでの接続となる。

両モデルとも、アンプ、スピーカー部分は共通で、アンプの実用最大出力は10W×2(8オーム、1kHz、JEITA)。スピーカーは、66mm径コーンが型フルレンジユニットをバスレフ式で配置。さらに、77mm径のパッシブラジエータも装備する。

本体サイズは、XW-NAV1が幅370mm×高さ216mm×奥行き175 mm、XW-NAC1が、幅410mm×高さ135mm×奥行き153mm。質量は、XW-NAV1が3.5kgで、XW-NAC1が2.8kg。