ソフトブレーン・インテグレーションは4月16日、同社のシンクライアントソリューション「ビジネス・ゲート・プレミア」ユーザー向けの統合管理ソフト「BGPセンターVer.3.0」と、複数のネットワークセグメント対応を実現する専用ボックス「MagicServer」の提供を開始した。

今回提供が開始された「BGPセンターVer.3.0」は、2010年の育児・介護休業法の改正によって、社員の育児・介護休暇時に安全性の高い在宅勤務環境を整えなければならなくなる企業が増えることを見越して開発されたもの。

従来版では、同ソフトをインストールしたPC(サーバ)1台で、最大で1,000台までの自席PC(クライアントPC)の電源オン/オフ、PC利用状況の把握といった遠隔操作が可能となっていたが、ネットワークセグメントが異なる場合は、セグメントごとに別途「BGPセンター」をインストールしたPCやサーバを用意する必要があった。

この課題を解消するために、最新版ではネットワークセグメントごとに配置するオプションエージェント(専用ボックス装置)「MagicServer」を用意。LANケーブルを差し込むだけで複数のネットワークセグメントをまたぐことが可能となり、点在する個々のセグメントに「BGPセンター」を用意する必要がなくなった。これによって運用負荷やコストを削減できるようになるという。

「BGPセンターVer.3.0」の価格は21万7000円(年間保守料 4万3400円)で、既存の「BGPセンター」ユーザーは無償でアップグレードできる。また、「MagicServer」の本体価格は8万5000円(年間保守料 1万7000円)だが、別途レンタルによる提供も行われる予定(価格はいずれも税別)。

BGPセンターVer.3.0とMagicServerの動作イメージ