アイ・オー・データ機器は、IEEE802.11n準拠で最大300Mbps(理論値)の通信が可能な無線LANルータ「WN-G300DR」と、nテクノロジーに対応し、最大150Mbps(理論値)の通信が可能な「WN-G150R」を発表した。WN-G300DRは5月中旬出荷開始予定で、価格は9,300円(税別)、WN-G150Rは4月下旬に出荷開始予定で、価格は6,200円(税別)。

なお、nテクノロジーは、IEEE802.11n Draft 2.0の技術を使って、IEEE802.11gを拡張した無線LAN技術。

「WN-G300DR」

「WN-G150R」

net.USB対応のWN-G300DR

WN-G300DRはIEEE802.11b/g/nに対応し、100BASE-TXのWANポート1つとLANポート3つを備える。USB機器をネットワーク経由で共有できる「net.USB」に対応したUSBポートを1つ搭載しており、プリンタなどの機器を無線LAN経由で利用できる。また、不適切なサイト閲覧を制限するフィルタリングサービス「悪質サイトブロック ファミリースマイル」(有料、年間1,980円)に対応し、最初の1年間は無料で利用できる。セキュリティは「WEP128/64bit」のほか、「WPA-PSK(TKIP/AES)」や「WPA2-PSK(AES)」に対応。外形寸法はW132×D57×H200mm、重量は約250g。

「WN-G300U」

また、USB接続の子機「WN-G300U」とのセットモデル「WN-G300DR-U」もあり、価格は11,500円(税別)。5月中旬より出荷される。なお、子機単体は4月上旬より出荷され、価格は3,000円(税別)。

USB 2.0接続のWN-G300Uは、IEEE802.11b/g/nに対応し、最大300Mbps(理論値)の通信が可能。「子機モード」「XLink Kai」「ゲームコネクション」「SpotArea Network」の4つのモードをボタンひとつで切り替えできる「Wi-Fiモードチェンジャー」を搭載し、Wi-Fiルータとして使用したり、「XLink Kai」を楽しんだりできる。対応OSは、Windows XP(SP3以降)/Vista(32bit)/7(32、64bit)。外形寸法はW19×D49×H8mm、重量は約6g。

コストパフォーマンスに優れたWN-G150Rのセットモデル

WN-G150RはIEEE802.11b/gに対応し、100BASE-TXのWANポート1つとLANポート3つを備える。net.USBは搭載していないが、その分価格が抑えらえている。「悪質サイトブロック ファミリースマイル」に対応し、WN-G300DR同様、最初の1年間は無料で利用できる。セキュリティは、「WEP128/64bit」「WPA-PSK(TKIP/AES)」「WPA2-PSK(AES)」に対応。外形寸法はW132×D57×H200、重量は約240g。

「WN-G150U」

USB接続の子機「WN-G150U」とのセットモデル「WN-G150R-U」もあり、価格は7,900円(税別)とコストパフォーマンスに優れ、エントリー向け。こちらは、5月中旬より出荷される。子機単体は4月上旬より出荷され、価格は2,000円(税別)。

USB 2.0接続のWN-G150Uは、IEEE802.11b/g/nに対応し、最大150Mbps(理論値)の通信が可能。WN-G300U同様、「Wi-Fiモードチェンジャー」を搭載。対応OSは、Windows XP(SP3以降)/Vista(32bit)/7(32、64bit)。外形寸法はW17×D36×H8mm、重量は約4g。