3DMark Vantage v1.0.2

まずは3DMark Vantageから見て行きたい。上のグラフは標準のプリセットから「Extreme」「High」「Performance」を選択してそれぞれ計測したスコアだ。なお、GeForceのスコアに関してはPhysXで計測している。このあたりの公平性については意見が様々だろうから、判断はおまかせしたい。ひとまずここでは、高負荷環境であっても、GTX 480のスコアがデュアルGPUのGTX 295を超えてしまっているあたりに注目したい。

次いで、今度は純粋にGPU Testのみの比較である。上のグラフに「Extreme+」という項目が追加されているが、これは、プリセットのExtremeの設定中、解像度のみを2,560×1,600ドットに変更して、さらに負荷を上げてみたものだ。ちなみに、3DMark Vantageのプリセットの設定内容を非常におおまかに紹介しておくと、Extremeは1,920×1,200ドット/4xAA/16xAF、Highは1,680×1,050ドット/2xAA/8xAF、Performanceは1,280×1,200ドット/NoAA/NoAFといった感じになっている。ここでもGTX 480はGTX 295に匹敵するスコアで、高負荷にも強い傾向が確認できる。

Feature Testの結果。G200世代のGeForceと比較すると、だいぶスコアの傾向が変わっているようだ。特にGPU ClothやGPU Particleのfpsスコアでは、前世代の2倍程度に達しており、伸びが著しい。

3DMark06 v1.2.0

一応、3DMark06も試してみた。以下のグラフに、解像度とアンチエイリアス(AA)・異方性フィルタリング(AF)の設定で負荷を変えつつ、総合スコア(Overall)と、個別のSM2.0およびHDR/SM3.0の結果をまとめてある。

結果を見てみると、GTX 285を大きく引き離し、高負荷環境かつ相手がデュアルGPUのGTX 295であっても遅れをとらず、そして直接のライバルであろうHD 5870にも勝るというスコアが出ている。ただ、相変わらずHDR/SM3.0はやや苦手のようだ。