LOOX Uのもう1つのポイントは、液晶がタッチパネルに対応している点だ。Windows 7は、OSとしてマルチタッチに対応しており、画面をタッチすることで操作できるようになっている(Windows XP搭載の場合はシングルタッチ)。スティックポイントと併用することで、かなり快適に操作できるようになっているのだ。

発色や輝度、視野角など、タッチパネルが付いても十分な美しさの液晶

タッチパネルでは、通常のマウスカーソルと同様、触った場所がクリック、2回タッチするとダブルクリックと認識される。画面を長押しすると右クリックとなる。

タッチ操作パネルは、通常時(左)とIE起動時で画面が変化する

さらにジェスチャー操作にも対応しており、Webブラウザなどでは画面に触れて上下左右に動かすと画面スクロールができる。画面スクロールに関しては、カーソルを使うよりもはるかに動かしやすく、リンクをそのまま指でタッチして次々にアクセスできる操作性は快適。座っていても、立っていても操作しやすい。

画面に触れて素早く右に動かすと「戻る」、左に動かすと「進む」動作もサポート。ブラウザだけでなく、Windowsエクスプローラや画像を表示しているときにも指で操作できるようになっている。

また先に挙げたように、マルチタッチもサポートしており、2本指で画面をタッチして、指を開く、閉じるという動作で画面の拡大縮小が行える。ブラウザの一部分や画像を拡大したいときなどに便利だ。2本の指で画面に触れると右クリックとしても反応する。

タッチパネルの反応自体は、決して悪くはない。指先よりも爪で軽く押すようにした操作した方が反応がいいようだ。特にブラウザでWebサイトを閲覧するのは快適で、就活サイトや企業サイトの閲覧が十分快適になるだろう。

またLOOX Uでは、タッチパネル用ソフトとして「タッチ操作パネル」も用意。画面右端に表示され、タッチしやすい大型のアイコンが表示されるランチャーソフトとなっており、Internet Explorerと併用するとさらに快適だ。IEを起動すると表示されている内容が変化し、ブラウザ操作用のアイコンに変わり、IEをより簡単に操作できるようになる。

設定で登録するソフトを変更できる

入力エリアにタッチすると、ソフトウェアキーボード起動アイコンが表示される。左がWindows標準、右が「タッチ文字入力」

Windows標準のソフトウェアキーボード。画面一杯に拡大すれば、それなりに高速なタッチ入力が可能

こちらはタッチ文字入力のソフトウェアキーボード。配列が50音順なのでQWERTYキーボードに慣れていない人でも扱いやすいだろう。また予測変換機能も備えている

手書き文字入力の画面。こちらも予測変換機能を搭載