マルチタスクも楽々の高速動作
Nexus Oneの操作は、iPhoneのようにほとんどの作業をタッチパネルで行う。下部に並ぶ4つのアイコンもタッチ式で、軽く触れるだけで動作する。ただ、微妙に反応がシビアというか、画面にタッチするよりも反応しづらいことがあった。触れる位置が問題らしく、慣れるとほぼ一発で動かせる。
4つ並んだアイコンは、左から「戻る」「メニュー」「ホーム」「検索」が割り当てられている。戻るアイコンはブラウザの「戻る」を始め、1画面戻る場合に使う。メニューは、各アプリなどでメニュー項目を表示する。ホームは、どの場面からでもホーム画面に戻る。検索は、その場に合わせて検索窓を表示する。この検索キーは便利で、例えばホーム画面ならGoogle検索、Android Marketならアプリ検索、連絡先ならアドレス検索といった具合に、どのシーンでも一発で検索が呼び出せる。
その下にはトラックボールが配置されている。トラックボールは、指で回すことでカーソルを移動させ、押し込むことで決定動作となる。iPhoneはカーソル移動も指で行うので、細かい移動が難しい場合があるが、Nexus Oneでは物理的にカーソルを動かせるので操作しやすい。
Nexus Oneを操作してみて分かるのが、非常に快適にさくさくと動作する点。CPUにQualcommのQSD8250(Snapdragon)の1GHzを採用しており、動作は滑らか。マップアプリやブラウザ、画像の表示も快適だ。
また、Androidはマルチタスクをサポートしており、複数のアプリを同時に起動できる。基本的に、メモリが一定以下になると使っていないアプリを順次終了していく形で、無制限にアプリが開かれるわけではないが、マルチタスクにより、複数のページをブラウザで開き、それを読み込ませている間にメールを読む、といった作業ができる。常駐アプリも可能で、クリップボード拡張アプリや、ホーム画面で定期的に更新されるウィジェットなども利用できる。
しかし、たまに動作が緩慢になることもあり、そういうときは数秒待ってから作業し直した方がいいようだ。もっとも、これはシングルタスクのiPhoneにも(もちろんPCにも)発生することなので、仕方のない部分もあるだろう。
Nexus Oneが搭載するAndroid 2.1は、ホーム画面の数が3面から5面に拡張され、背景の壁紙が動く「ライブ壁紙」が設定できるようになった。音声入力にも対応し、Google検索だけでなく音声でのテキスト入力も可能。標準のソフトキーボードにはマイクアイコンがあり、それをタッチすればどの場面でも音声入力ができる。simejiも、音声入力機能を追加することができる。
とはいえ、基本的には検索のような単文を入力するためのもので、長文を一気に話してもほとんどうまくはいかない。筆者の滑舌が悪いせいかもしれないので、このあたりは何とも言えないが、うまく認識されれば大変便利な機能だろう。