イギリス植民地時代を偲ばせる「紅茶とクッキー」

シンガポールで最も人気の観光地と言えば、「ラッフルズ・ホテル」だろう。その歴史を詳しく語るつもりはないが、ラッフルズ・ホテルはシンガポールがイギリスの植民地だった時代に建てられ、現地の欧米人の社交場として使われた。その名称は、イギリスの植民地建設者であり、シンガポールの創設者であるトマス・スタンフォード・ラッフルズにちなんでいる。

その歴史もさることながら、全室スイートルームということで豪華さでも群を抜いており、シンガポールを代表する高級ホテルだ。

そんなラッフルズ・ホテルには、オリジナルの商品が購入できるお土産ショップがあり、いつもたくさんの観光客で賑わっている。

ここでは、会社土産にふさわしいものとして、「紅茶」と「クッキー」を紹介したい。紅茶は「朝用」「アフタヌーンティ用」「夜用」といった具合に、ラインアップが実に多彩だ。さらに、本格的な茶葉と手軽なティー・バックがあるので、用途に合わせて使い分けられる。

今回はアフタヌーンティ用のティー・バックを買ってみたのだが、お茶だけいただくと「ちょっと薄いかな」と感じるのだが、ケーキと一緒にいただくとお茶の風味が生きてきた。それほど紅茶に詳しいわけではないが、この味の格差は感動モノだった。さすが、ラッフルズ・ホテル!

ラッフルズ・ホテルのオリジナルのクッキーと紅茶。どちらも上品で美味しい

ラッフルズ・ホテルのオリジナルカクテルが簡単に作れる素

最後に紹介したいのが、知る人ぞ知る、「シンガポールスリングの素」だ。ラッフルズ・ホテルと聞いて、シンガポールスリングを真っ先に思い浮かべる人もいるだろう。シンガポールスリングはラッフルズ・ホテルのバーテンダーが作ったのが始まりと言われているカクテルなのだ。

このカクテルの素、正確には「シンガポールスリング・プレミックス」という。これにパイナップルジュースとレモンの果汁を混ぜるだけで、ラッフルズ・ホテルのレシピに基づいたシンガポールスリングが作れてしまうのだ。

ラッフルズ・ホテルのオリジナルのシンガポールスリングが作れてしまうプレミックス

作り方は箱の脇に書かれているので安心していただきたい。

ラッフルズ・ホテルのシンガポールスリングの作り方

  1. シンガポールスリング・プレミックスとパイナップルジュースにレモンの果汁またはレモンジュースを混ぜる
  2. 1に氷を混ぜてシェイクする
  3. マラスキーノ・チェリーや好みのフルーツを飾って完成

残念ながら、ラッフルズ・ホテルでシンガポールスリングを飲んだことがないので「そのままの味です!」と胸を張って言えないのだが、非常に濃厚で甘かった。オリジナルグラスとのセット商品もあるので、本格的な気分を味わいたい方はこちらを買うとよいだろう。

ちなみに、Webで検索してみたところ、ネット通販で買えるようだ。シンガポールに行く予定はないけれど、プレミックスが気になる場合は通販を使うのも手である。

これまでシンガポールには何度か行ったことがあるのだが、プレミックスの存在は今回初めて知った。ラッフルズ・ホテルのオリジナル商品というのもポイントが高いので、ここぞという時に使える一品かもしれない。