大日本印刷(DNP)は、既存のパソコンのUSBポートに、ICカード一体型のUSBデバイスを挿入するだけで、そのパソコンをシンクライアント端末として利用できるシステムを開発した。ICカードの電子署名機能を組み合わせることも可能だという。

ICカード一体型のUSBデバイス

このシステムは、USBデバイス、認証用サーバー、業務用サーバーで構成され、データ保存はサーバーのみ可能で、パソコンのハードディスクや外部記憶装置への保存は一切不可能となるという。

システムの概要

USBフラッシュメモリー内に、サーバー接続用のプログラムが搭載されており、そのプログラムが正しいかどうかをICカードの電子署名機能を使って確認する。ICカードにより、接続プログラムが最新のものであることや、改ざんが加えられていないことが証明されるため、不正な接続を排除し、企業のネットワークにおいて、安全性を確保することができるという。