ハーマンインターナショナルは11日、ソニーのウォークマン専用スピーカー「JBL on station III WM」を発表した。発売は11月下旬を予定している。価格はオープンで、市場価格は2万円前後と予想される。
JBL on station III WMは、iPod用スピーカーとして発売されている「JBL on station IIIP」のWALKMAN対応モデル。25mm径のOdysseyネオジウムドライバー×4にデジタルアンプという組み合わせで、10W×2の最大出力を発揮する。サイズは直径190mm×高さ50mmとコンパクトだが、Slipstreamポートデザインのバスレフポートなどにより、低域の再生能力も高い。本体の質量は510g。on station IIIPではDockコネクタとなっていた部分が、on station III WMではWM-PORTとなっており、WM-PORTが採用されているウォークマンシリーズをダイレクトに接続することが可能だ。もちろん、スピーカーでの音楽再生だけではなく、ウォークマンを接続した場合、充電も行われる(NW-S703F / S705F / S706F / S603 / S605を除く)。また、付属のリモコンで、本体だけでなく、ウォークマンの基本操作(再生 / 停止 / 曲送り / 曲も度し / 一時停止)も可能となっている。なおWM-PORT以外に3.5mmステレオミニジャックのアナログライン入力端子が1系統装備されている。
電源は、付属のACアダプターか、または単3電池(Ni-MHも使用可能)×6。なお、電池駆動時には、ウォークマンへの充電は行われない。
JBL on station III WMは、ソニーの「Designed for Walkman」ライセンスプログラムに準拠した製品。現在、同ライセンスに準拠した製品としては、ロジテックが、パワードスピーカーやトランスミッターなどを発売しているが、JBL on station III WMは、オーディオ専業メーカーの製品としては初となる。