醤油が香ばしい - タケサン「島の味」

こんぴらさんに並ぶ香川県の観光地の小豆島を忘れてはいけないだろう。小豆島は、高松からフェリで1時間とそう遠くなく、出張時でも余裕があるスケジュールならば行けないことはないと思う。

小豆島はオリーブにそうめんと名産品が豊富だ。土産屋では、オイルからチョコレートまで、さまざまなオリーブオイル製品が売られていた。そして、醤油もまた小豆島の名産品なのだ。

小豆島には醤油の醸造所がたくさんあり、蔵を見学できるところもある。そんな名物の醤油を使った揚げせんべいが、タケサンの「島の味」だ。タケサンは醤油メーカーで、同製品には当然、自社の醤油を使っている。

島の味は他の揚げせんべいと比べて、あぶらっこくない。"醤油を付けて揚げました"という色合いもさることながら、見かけを裏切らないコクのある醤油味がまたよい。

タケサンの島の味。たくさん入っているように見えるが、美味しくてあっという間に完食してしまった

工場で限定品も買える - マルキン醤油

見学用に工場を公開している醤油の醸造所の1つが、マルキン醤油だ。同社は工場を改装して、「マルキン醤油記念館」という資料館を公開しており、そこでは醤油の製造工程を学ぶことができる。

入場する際は料金を払うのだが、小瓶に入った醤油がもらえ、何となくオトクな気分になる。その醤油はお土産といえど、匂いは香ばしく、味はコクがあり、本場の醤油を堪能させてもらった。

マルキン醤油記念館に入場した際にもらった醤油。きちんと瓶に入った本格派だ

残念ながら、土産として持ち帰ることはできないが、同記念館の目玉商品は「しょうゆソフトクリーム」だ。「醤油にアイスクリーム!?」と思われる方もいるだろうが、醤油の風味はほんのりといった程度で、ソフトクリームの甘さを邪魔しない。ソフトクリームとして「アリ」だと思う。興味がある方はぜひ試してみていただきたい(余談だが、小豆島にはオリーブ味のソフトクリームもあった)。

マルキン醤油記念館のしょうゆソフトクリーム。行列ができるほどの名物だ