マランツ コンシューマー マーケティングは、ホームシアターのマルチチャンネル・サラウンド・システムのほか、CDプレイヤーまたはMP3プレイヤーに接続可能なスタンドアロンスピーカーとしても使える、B&Wの一体型AVサウンド・システム「Panorama」を発売した。価格は24万円。
同製品は、25mmのメタル・ドーム・トゥイーター1つ、75mmのサラウンド・チャンネル4つ、75mmのミッドレンジ2つ、90mmのサブウーファー2つのドライブユニットを搭載したサラウンド・システム。部屋の四方にスピーカーを分散して設置するのではなく、内蔵した各スピーカーから発した音を部屋の壁に反響させることで、1台のスピーカーでありながら臨場感のあるマルチチャンネル・サラウンドの3次元効果を生み出すという。
さらに、従来のサラウンド・システムよりワイドな"スイートスポット"を生み出すことができるため、置き場所を自由に設定でき、複数人で映画や音楽を鑑賞する場合も、リスナー全員がフルサラウンドの音声を楽しむことができる。
サブウーファー用に50W×1、センター / サラウンド用に25W×4の出力を持つデジタルアンプも搭載しており、テレビやCDプレイヤー、MP3プレイヤーなどと直接接続するだけで使用できるスタンドアロンスピーカーとなっている。そのため、同製品をテレビのすぐ下や、内蔵の壁取り付けブラケットで壁に設置するだけで使用可能という、セットアップの簡単さも特徴の1つ。
人間工学的な形状が採用され、7つのボタンで主な機能のすべてをコントロール可能なリモコンも付属する。入力端子は、トスリンク・光デジタル×2、同軸デジタル(RCA端子)×1、アナログ(RCA端子)×2、3.5mm mini ジャック(RS232 サービス端子)×1を装備。サブ・ウーファーの出力用RCA端子も用意されている。デコード機能は、ドルビー・デジタル、ドルビーPLII、DTS、ステレオ、AAC-Mpeg2(日本のみ)に対応。サイズは、1,090(W)mm×130(H)mm×186(D)mmで、重量は14.1kg。