マランツ コンシューマー マーケティングは23日、スーパーオーディオCDやDVDオーディオの再生も可能なブルーレイディスクプレーヤー「UD8004」を11月下旬に発売すると発表した。価格は26万2,500円。

同製品は、アナログ音声出力の高音質化を極めた同社のフラッグシッププレーヤー「UD9004」の設計思想を継承。搭載された自社開発高精度メカモジュール「Marantz New Precision Mechanism」では、肉厚な鋼板を用いた高剛性の外装に加えて、ディスクトレーに不要振動を抑制するハイブリッドポリマーを採用。音質や画質に悪影響を及ぼす振動やメカノイズを低減したほか、外部からの振動による影響を受けにくい低重心構造によって、読み取り精度を向上させている。サイズは440(W)mm×127(H)mm×399(D)mmで、重量は8.5kg。

ブルーレイディスクプレーヤー「UD8004」

再生可能なディスクは、ブルーレイビデオ / DVDビデオ / DVDオーディオ / スーパーオーディオCD / CD(CD-DA)など。また、SDカードスロットを装備しており、MP3 / WMA / AAC / WAV形式などの音楽ファイルの再生にも対応。そのほか、動画圧縮フォーマットのDivX Ver.6ファイルの再生も行え、SDカードやDVD-R/RW、CD-R/RWに記録された動画、AVCHD方式の映像を記録したDVDディスクの再生、SDカードに保存されたJPEG静止画の再生も可能。

「UD8004」の背面

音声出力では、HDMI端子から「Dolby True HD」「DTS-HD Master Audio」「Dolby True HD」「DTS-HD Master Audio」などをビットストリーム出力することが可能。ブルーレイディスクのオプション音声フォーマット「192kHz/24bit リニア PCM 6ch」の出力にも対応する。

マルチチャンネルリニアPCM信号をHDMI端子から出力、またはアナログ信号を7.1chアナログオーディオ出力端子から出力することも可能。「DTS Neo:6」や「Dolby Pro Logic IIx」デコーダーも搭載しており、コンテンツに応じて最適なサラウンド再生を行うことができる。

映像出力では、高性能ビデオプロセッサー「ABT2015」を搭載したほか、1080/24pのHDMI出力機能を搭載しており、1080/24p入力に対応したディスプレイやプロジェクターを組み合わせることで、秒間24コマの映像を忠実に表示できるという。アナログビデオ出力の画質にもこだわっており、独立した専用基板を採用している。