ティアックは、2009年10月9日から10月12日にニューヨークで開催された「AES NewYork 2009」にて、同社タスカムブランドから、新製品の8トラックデジタルMTR「DP-008」を発表した。

デジタルMTR「DP-008」

DP-008は、気軽に高品位な録音ができる16-bit/44.1kHz対応8トラックデジタルMTR(マルチトラックレコ-ダー)。ギターケースにすっぽり収まるコンパクトサイズのボディーながら、レベル、パンポット、および、内蔵ステレオリバーブエフェクトへの送り用のツマミ、2バンドEQなどが、8つのミキシングチャンネル毎に用意さている。さらに、2つのXLRマイク入力(ファントム電源対応)、ギターなどを直接接続できるHi-Z入力、ステレオエレクトレットコンデンサーマイクなど、多彩な入出力系統を搭載。また、各チャンネルには2バンドEQも装備されている。また、バウンス機能、オート/マニュアル、パンチイン/アウト、トラック編集、アンドゥ/リドゥ、クロマチックチューナー、メトロノームなど、一台であらゆる楽器の録音が手軽に行える録音/編集機能を持つ。記録メディアには、SD/SDHCカード(2GBのSDカード付属)を採用。PCを使ったバックアップ/リストア、WAV形式でのインポート/エクスポート、単3乾電池4本での駆動にも対応。発売日は未定。

持ち運びにも便利なコンパクトサイズのボディーに、充実の録音機能を装備した8トラックデジタルポケットスタジオ「DP-008」。スタジオでの音楽制作からフィールドレコーディングまで、場所を選ばず幅広く活用が可能