「EXLIMケータイCA003」(カシオ計算機製)

KDDIは19日、au携帯電話の新製品「EXLIMケータイCA003」(カシオ計算機製)を発表した。本格的なカメラ機能を備えた折りたたみ型の携帯電話で、カシオの人気デジタルカメラ「EXILIM」の名を冠するEXILIMケータイの新モデルとなる。

CA003は、約3.3インチ フルワイドVGA(480×854ドット)有機ELディスプレイ、有効画素数約1217万画素CMOSカメラを搭載した折りたたみタイプの携帯電話。

本格的なカメラ機能が特徴で、一度シャッターを押すだけで、1秒間に20枚の連射が可能な「高速連射」、シャッター半押しから全押しまでの画像を20/秒連射できる「パスト連射」、連射した画像を連続して再生できる「クイックフォトビュアー」などの連射関連機能を搭載する。カメラレンズは広角28mmで、最大ISO3200の高感度撮影が可能。

カラーバリエーションは、ターコイズグリーン、マゼンタピンク、シャンパンゴールド、ダークパープル

このほか、6つの撮影シーン(人物/風景/人物+風景/トワイライト/夜景/マクロ)をカメラが自動で判別し、最適な撮影モードを選択する「オートベストショット」やフレームのどこに顔があってもピント・明るさを合わせ撮影できる「フェイスフォーカス」などの機能も搭載する。

CA003では新型のテンキーを採用。段違いに設置されたキー配列が特徴。各キーは緩やかな凸型

前モデル「W63CA」では、丸型のシャッターキーを採用していたが、CA003では四角のものを採用している。各キーはタイル状に配置されている。

加えて、「830CA」「EXILIMケータイ930CA」などソフトバンク向け携帯電話に搭載されていた「美撮り」機能に対応。透明感のある肌と目もとの存在感をアップした写真が撮影できる。

背面全体が電池パックカバーになっているので、継ぎ目ができない

待ち受け画面のキャラクターは「ペンギン」

カメラ以外の機能としては、ワンセグ、おサイフケータイ(EZ FeliCa)、GPS、Bluetooth、赤外線通信、じぶん銀行、LISMO Music Video Book、au Smart Sports、EZニュースEX、デコレーションアニメなどに対応。通信面では、国際ローミング「グローバルパスポートCDMA」をサポートする。10枚の連射画像の中から動く被写体を切り抜き、デコメパーツを作成したり、好みの画像と組み合わせて"動く合成写真"が作成できる「Dynamic Photo」といった機能も利用可能。

二回転軸ヒンジを採用。ディスプレイを回転させて本体を閉じるだけでカメラモードが起動する

カメラモードの起動後、ディスプレイにサイドキーのガイドが表示される

撮影サイズの変更画面。最大で12M(4000×3000ドット)を選択できる

連写、高速連写、オートブラケットショット、ビジネスショットなどは特殊撮影のメニューから選択できる

ソフトバンク向け端末に実装されている「美撮り」機能がau向け端末でも搭載された

顔検出AFに対応し、ON/OFFの切り替えが可能。美撮りモードでは顔検出AFはONになる

手ブレ補正モード、ナイトビジョン、ベストショットなど多彩な機能を搭載。コンパクトデジカメのような横向きの撮影のほか、本体を開いての縦向きの撮影も可能

(写真・キャプション/2106bpm K-MAX)

サイズ 約110×50×17.4mm (最厚部20mm)
重量 約135g
連続通話/待受時間 約240分/約280時間 (日本国内使用時)
メインディスプレイ 約3.3インチ フルワイドVGA 有機EL
サブディスプレイ -
カメラ 有効画素数約1217万画素/CMOS/オートフォーカス/手ブレ補正
外部メモリ microSD/microSDHCメモリカード (最大16GBまで)
カラー ターコイズグリーン、マゼンタピンク、シャンパンゴールド、ダークパープル