フックアップは、ARTURIA社のソフトシンセ新バージョン「MOOG MODULAR V2.5」を発売する。発売日は10月23日。価格は3万1,290円。

同製品は今回のバージョンアップにより、動作の最適化をはじめ、新プリセット追加、MIDI機能の強化など、さらに使い勝手が向上した。現在ではコンディションの良い「MOOG MODULAR」は入手不可能に近い製品なだけに、シンセマニアは嬉しいソフトウェアといえるだろう

同製品は、通称"タンス"と呼ばれた往年の名機「MOOG MODULAR」(Model 55)を再現したソフトウェアシンセサイザー。9基のオシレーター、2基のLFO、3基のフィルター、1基のノイズジェネレーター、6基のエンベロープ、2基のVCAなど、モジュラーシンセサイザーの回路およびパラメータを忠実に再現する。

また今回のバージョンアップでは、多くのバグ修正をなど、より安定した動作を追及。Mac OSX環境でCPU負荷が軽減したほか、Audio Unitプラグインとしての動作(特にDigital Performer)を改善したという。そのほか、トッププロフェッショナルによる新規のプリセットや、NRPN/RPN MIDIメッセージのサポートも強化されている。対応OSは、Windows XP/Vista/7、Mac OSX 10.4以降。なお、旧バージョンのユーザーは、同社Webサイトから最新バージョンへ無償アップグレードが可能となっている。