ボーズはこのほど、ノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort 15」(クワイアットコンフォート15)と、2.1chシアターシステム「CineMate Series II digital home theater speaker systems」(シネメイトシリーズ II デジタルホームシアタースピーカーシステム)を発表した。発売日は、QuietComfort 15が9月30日、CineMate Series II digital home theater speaker systemsが10月17日となっている(9月30日より予約受付開始)。

ノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort 15」 ※右はキャリングケース収納時

QuietComfort 15の内部構造

価格は、QuietComfort 15が3万9,900円。CineMate Series II digital home theater speaker systemsは、標準モデルのCineMate Series II digital home theater speaker systemと、CineMate GS Series II digital home theater speaker systeの2タイプが用意され、標準モデルの価格は7万1,400円、GSモデルの価格は9万4,500円となっている。

QuietComfort 15は、世界に先駆けてノイズキャンセリングヘッドホンを開発した同社の、現時点での集大成とも呼べる製品。特徴となっているのが、イヤーカップ内と外の2箇所に設けられたマイク。2本のマイクそれぞれにノイズ検知用の回路が接続されており、効果的なノイズキャンセルを行うことが可能になっている。また、イヤーパッド部分の素材を新開発するなど、ノイズ制御は、アクティブの部分だけでなくパッシブの部分でも進歩している。

「新しいQuietComfortをぜひ体感してほしい」とボーズ ゼネラルマネージャー 栗山譲二氏

一方のCineMate Series II digital home theater speaker systemsは、2本のスピーカーアレイとサブウーファーのみで、手軽にサラウンド環境を実現するシステム。標準モデルのスピーカーアレイは、フェライトマグネットを採用したドライバーを搭載するが、GSモデルでは、3・2・1GSXシリーズなどにも採用される、ドライバーにネオジウム・マグネットを使用したGemstoneスピーカーアレイが採用される。テレビとの接続は、光デジタルケーブル1本のみ。入力された信号から、同社独自の「TrueSpace デジタル・プロセッシング回路」により、臨場感の高いサウンドを実現する。なお、HDMI接続ではないため、CECコントロールなどは利用できない。

ネオジウム・マグネットを採用した2.1chシアターシステム「CineMate GS Series II system」(左)と「CineMate Series II system」

このほか、7月9日に発表したiPhone専用のヘッドセット「Bose mobile in-ear headset」「Bose mobile on-ear headset」に続く、モバイル専用ヘッドセット第2弾として、平型ジャック付携帯電話専用モデルもラインアップされた。価格はBose mobile in-ear headsetが1万5,330円で、Bose mobile on-ear headsetが2万6,880円。どちらも11月7日発売予定。

平型ジャック付携帯電話専用の「Bose mobile in-ear headset」(左)と「Bose mobile on-ear headset」