フィンランドNokiaは3日(現地時間)、同社のモバイルアプリケーションストア「Ovi」アプリケーション用の開発キット「Ovi APIs」と「Ovi SDK(β版)」をリリースした。

Ovi SDK(β版)は、HTML、CSSやJavaScriptなど開発者に最もなじみがあるプログラミング言語を利用している。同社の「Symbian」および「Maemo」をプラットフォームとするアプリを作成できる。

Ovi APIsとして同社は今回、2つのツールを用意した。ひとつは「Ovi Maps Player API」で、これは容易に地図サービス「Ovi Maps」を利用できるようにするためのもの。Ovi Mapsを利用すれば180カ国以上の地図情報の中から現地の詳細な情報を表示したり、位置情報をベースにした検索をしたりすることができる。

もうひとつは「Ovi Navigation Player API」で、これは歩行者やドライバー用のナビゲーション機能を提供するもの。これを利用すれば、友人の家やランドマーク、レストラン、バス停などにナビゲートするアプリを作成することが可能になる。