スタンドアロンでの起動が可能になった「The Grand 3」

ヤマハは、子会社であるドイツのスタインバーグが開発したソフトウェアピアノ音源「The Grand」シリーズの最新モデル「The Grand 3」を9月18日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。

音源は高級マイク、カスタムメイドのプリアンプ等を用い、鍵盤ごとに完全なエンベロープとともに最大20種類のベロシティサンプルを収録。12本のマイクを使った収録により、楽器そのものの響きをとらえるポジションと演奏者のポジションの2つを再現する。また、多機能なイコライザーやチューニングエディター機能なども搭載。リバーブ機能では多様なアコースティック環境をサンプリングし、世界中の著名な音響空間のインパルス/レスポンスデータを収録している。

さらに本製品は、ホストアプリケーションのプラグインとしてでなく、単独で起動し演奏することが可能となった。録音してMIDIへ書き出しできるほか、SMFデータを読み込んで再生することもできる。

収録されたモデルは、個性の異なる3つのグランドピアノ「ヤマハ C7」、「スタインウェイ Model D」、「ベーゼンドルファー 290 Imperial」、エッジの効いた音色の「ノルディスカアップライト」、エレクトリックグランドとして根強い人気の「ヤマハ CP80」。