アップルは、「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」を28日より発売することを公開した。価格は、シングルユーザーライセンス版は3,300円、5人まで使えるファミリーパックは5,600円。Mac OS X 10.6 Snow Leopard、iLife ’09、iWork ’09が同梱のMac Box Setが価格18,800円で、ファミリーパックが価格24,800円で用意されている。

また「Mac OS X 10.6 Snow Leopard Server Unlimited クライアント」は、価格53,800円。

「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」

Mac OS X 10.6 Snow Leopardの対応環境は、Intel CPU搭載Mac、1GB以上のメモリ、5GB以上の空き容量があるHDD。Mac OS X 10.6 Snow Leopard Server Unlimited クライアントの対応環境は、Intel CPU搭載Mac、2GB以上のメモリ、10GB以上の空き容量があるHDD。

Snow Leopardは次期主力OSとしてアップルが開発を続けていたもので、Finder、Mail、Safari、iCalなどの搭載ソフトが64bitにネイティブ対応したうえ、全体の90%ほどが刷新されているという。またSnow Leopard搭載のSafari 4最新版では、JavaScriptエンジン「Nitro」によりAjaxアプリの動作が大幅に向上。同じく新搭載されるQuickTime Xでは、ウィンドウ枠消去や簡易編集、Webアップロードなどの機能が強化されている。新機能としては、マルチコアプロセッサでのスレッド動作を最適化する「Grand Central Dispatch」(GCD)、C言語ライクなグラフィック処理プログラミングが行える「OpenCL」を採用している。そのほかMail、アドレスブック、iCalがMicrosoft Exchange Server 2007をサポート。Spotlightによる検索やQuick Lookプレビューなどを使ってExchangeの情報を活用できる。