使えばその便利さが理解できるもっと使い込みたくなる機能が満載!

素材の「取り込み」から「編集」、そして「出力」というフィニッシュワークまでを駆け足でレビューしてきたが、「PowerDirector 8」にはまだまだ豊富な機能が用意されている。9トラックのPiP(Picture-in-Picture)を用いることで、最大9つの動画を同時に再生させることができる。動画のクロップ(切り抜き)や、逆再生動画の生成などが行える[パワーツール]、画面にひと花添えるパーティクルエフェクトを簡単に作り出せるなど、どの機能も創造意欲を掻き立てるに十分な性能を秘めている。

また、先程チラッと表記した「DirectorZone」では、普段は明かされることのない(というか明かしようのない)動画作品のタイムラインを見ることが可能だ。動画の設計図とも呼べるタイムラインを見ることによって「なるほど、ここでこうエフェクトを掛けているのか」等と他者の作品から多くを学ぶこともできるだろう。加えて、エフェクトやオブジェクト、フォトフレームなどの素材が世界各国のユーザーが投稿し、自由にダウンロードして自分の作品創りに生かすことが可能なのも面白い試みだ。

9つのPiPを用いた動画の例。「9 PiP Track」

こちらが「DirectorZone」。日本ではどちらかというと動画編集は企業秘密というベールに隠され、どのような処理を行っているのか積極的に紹介される事例は少なかった。でも、この「DirectorZone」には世界各国から動画がアップロードされ、一番のキモとなるタイムラインの構成内容を見ることができるのだ。

みなさんにも「PowerDirector 8」をきっかけに、動画を編集することの面白さ、ひとつの作品を創り上げる歓びを、ぜひ体験していただきたい。次からはコンテを作ってひとつの作品を満足がいくまで仕上げてみたいと、筆者に思わせるほどの魅力あるソフトであったと締めくくろう。