「HappyBirthday娘」のイントロダクションでは、誕生日らしくジャンルを[クラシック]に、楽曲は[Queen of Sheba]を選択してみた。不思議なモノだが、バックにBGMが挿入されるだけで「作品」っぽくなってくる。そうすると、本編の動画編集への意欲も俄然高まっていくというものだ。 今回はマジック編集機能のすべてを活用しきれなかったが、編集の際に便利な機能が豊富に用意されている。コラムとして簡単だが、各マジック編集機能の特徴と使い所をまとめておいたので参考にしてもらいたい。

マジック編集機能解説&ワンポイントアドバイス

マジック機能1 マジックフィックス

マジックフィックス

マジックフィックスは撮影時に起こる手ブレの補正や明るさの調整、色彩の調整が行える。なかでも静止画像の場合は[再フォーカスの適用]が便利で、多少のピンボケ写真でも全体的に引き締まりシャープに補正することができるぞ。





マジック機能2 マジックカット

マジックカット

マジックカットは動画素材の編集を行う際に、作品として仕上げたい動画時間を設定するだけで自動的にカット編集(「摘む」とも言う)を行ってくれる機能だ。作品を仕上げるのに時間がない場合や細かな編集は苦手という方に最適な機能と言えよう。





マジック機能3 マジックスタイル

マジックスタイル

究極の機能とも呼べるかも知れないのがこのマジックスタイル。なんと、作品のテーマと時間を設定するだけで全自動編集を行ってくれる便利な機能。動画の素材はあっても、どのように編集して良いか判らない場合はこのマジックスタイルを利用し、自身の作品創りの参考にしてみるといいだろう。





マジック機能4 マジックミュージック

マジックミュージック

尺(タイムライン)に合わせて自動的に音楽を編集してくれるマジックミュージック。BGMは作品の印象を大きく左右する重要な要素だが、自分自身で楽曲を用意するのは難しい。そんな時は迷わずマジックミュージックを。ちなみに、無料で使用できる楽曲素材と有償のものがあるので念頭に置いておこう。価格は楽曲や使用用途により価格が異なるが、ロークオリティ(22k)のものが約7ドル、ハイクオリティ(44k)のものが約20ドル、その楽曲が収録されたCD自体の購入の場合は約50~100ドル。このサービスはSmartSound Software, Inc.より提供される。



マジック機能5 マジックモーション

マジックモーション

マジックモーションは静止画像に[パン & ズーム]や[拡大][縮小]といった様々な特殊効果を付加することができる機能だ。初期状態で用意されているもののほか、自分自身でオリジナルのモーションスタイルを作り出すこともできる。最近流行のフォトムービーにひと味アクセントを加えたい場合に利用してみるといいだろう。