シャープは6日、洗濯容量8kg/乾燥容量4.5kgの縦型洗濯乾燥機「ES-TG830」を発表した。発売は9月1日で価格はオープン。市場価格は13万円前後と予想される。

プラズマクラスター7000で洗濯機内部や洗濯機置き場でのカビや雑菌の繁殖を抑え、さらに水を使わない消臭除菌コースも備えた洗濯乾燥機「ES-TG830」

ES-TG830は、縦型洗濯乾燥機にプラズマクラスター7000を搭載したモデル。プラズマクラスター7000は、1cm3あたり7000個という高濃度のプラズマクラスターイオンを放出するというもので、同社の空気清浄器など、さまざまな製品に採用されている。

プラズマクラスターイオンは、洗濯/脱水/乾燥中は、洗濯機の層内に放出され、洗濯機内でのカビや雑菌などの繁殖を抑える。洗濯/乾燥が終了し、洗濯機のふたを閉めると、今度は、プラズマクラスターイオンが洗濯機置き場に放出される。湿気の多い洗濯機置き場での、カビや雑菌などの増殖を抑えることが可能だ。この際の適用床面積は、約3.3m2。

また、プラズマクラスター7000により、水を使わずに衣類の消臭除菌を行うコースも搭載された。約30分の運転で、衣類などに付着したタバコなどのニオイの、99%を除去することが可能だ。消臭コースでは、型くずれしやすいものは動かさずにそのままの状態で、また型くずれしにくいものは、攪拌しながら消臭を行うというように、モードを選択することもできる。

なお、ES-TG830は、昨年8月に発売された「ES-TG820」の後継モデルで、プラズマクラスター7000以外の部分に関しては、前モデルの機能を踏襲している。ES-TG820は、縦型洗濯機でありながら、大風量乾燥ファンや、新型パルセーター、穴ナシ層などにより、乾燥時のしわの発生を抑える新乾燥システムや、洗濯後や着用中も除菌防臭効果が持続するAg+イオンコートなどを特徴とする製品。