東芝ホームアプライアンスは4日、石窯オーブンレンジ「ER-GD500」(総庫内容量:31L)を発表。発売は9月30日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は140,000円前後。

多機能かつ省エネ基準達成率112%の石窯オーブンレンジ「ER-GD500」。カラーはレッドとシャンパンゴールドの2色が用意される

新モデルでは、庫内形状と熱風の風路を一新したのが大きな特徴。新しく設計された庫内は、石窯の天井部分と同様の形状となるよう天井とヒーターを湾曲させたうえ、左右からの熱風の噴出し口を装備。熱風の循環を速め上下左右から熱風で包み焼く新加熱方式としている。

新加熱方式の採用により、オーブン調理時の熱対流を加速させることで、均一な仕上がりを可能としたほか、パンやお菓子などの調理時間を従来モデル比で約10%短縮。パン調理では、温度ムラによって発生する底面部の持ち上がりを改善したため、より膨らみのある焼き上がりを可能とした。

また、庫内を高速で350℃の高温に加熱する「石窯トルネードエンジン」を搭載したうえ、遠赤外線を多量に発生するセラミック含有塗料を用いた「石窯オーブン」を採用し、オーブン調理時の素早い焼き上げを実現している。

さらに、「本格せいろ蒸し」や400℃の過熱水蒸気調理ができる「1200Wハイパワースチームヒーター」や、95℃から35℃の低温度で適温調理ができる「適温スチーム」、端煮えしにくい「スチーム生解凍」、霧吹きせずにパン生地を発酵できる「スチーム発酵」などの充実したスチーム機能をもつ。

このほか、パン用のオートメニューにフランスパンに加え、メロンパン、ベーグル、クロワッサン、食パンを新たに搭載。「遠赤・脱臭ブラックコート」を採用し、高温時に臭いを分解する脱臭機能も備えている。 

なお、下位モデル「ER-GD400」も同時に発表。発売は9月30日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は100,000円前後。ER-GD400では、石窯トルネードエンジン、焼き物メニュー用の「こんがりプレート」などに対応しない。