米Googleは7月31日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」とGoogleアカウント間のデータ同期サービスを実現する計画を明らかにした。

Tim Steele氏がChromium-devグループにポストしたメッセージによると、Googleはクライアント側にインプリメントする同期プロトコルのライブラリと同期サービス向けのGoogleサーバ側のインフラの構築を完了し、Chromiumプロジェクトでの取り組みをスタートさせた。およそ3週間で同期エンジンのコア部分が同プロジェクトに移植される見通しだという。

同期フレームワークでは、まずブックマーク同期サービスの実現を目指す。同期プロトコルの今後について、設計ドキュメントでは現時点で以下のような目標が示されている。

  • ユーザーのブックマークの保管/同期の実現。他のデータタイプへの拡大も検討

  • 複数のクライアントによるサーバへの同時接続

  • 1つのクライアントでの変更が、サーバに接続している他のクライアントにリアルタイムで反映

  • ブックマーク・データの不一致を自動的に解決

  • 保管および同期されたブックマークにChrome以外のWebブラウザからアクセスするためのWebインターフェイス

  • 標準準拠 (XMPPなど)のクライアント/ サーバ・メッセージング

Chromeデータをクラウド(Googleアカウント)に保管し、複数のクライアントとのリアルタイム同期を実現するサービスは、Googleが標榜するWebベースのコンピューティングを前進させる取り組みと言える。同社が7月7日に開発を発表したWebブラウザベースのOS「Chrome OS」との関わりも今後の注目点となりそうだ。