パイオニアは28日、レーザーディスクプレーヤー「DVL-919」「CLD-R5」を同社のショッピングサイト「パイオニアオンライン」で販売することを発表した。

これで最後となるレーザーディスクプレーヤーの販売。写真は今回販売されるコンパチ機「DVL-919」

同社では、今年1月に、レーザーディスクプレーヤーの生産を3,000台で終了すると発表していた。同社によると、この発表が大きな注目を集めたため、生産分の3,000台は比較的はやい段階で予約で埋まってしまったとのことだ。しかし、一部の販売店で予約の重複が判明。入手難を予想した一部のユーザーが、複数の店舗に同時に予約を入れて、購入したのは1台だけ、というケースがいくつかあったという。今回は、そのキャンセル分を、同社のショッピングサイトで販売するということだそうだ。

同社によると、台数はそれほど多くはないが(数十台程度)、「レーザーディスクプレーヤーを大切に使用していただける人に、最後の1台まで売り尽くす」とのことだ。販売終了により、入手をあきらめていた人にとっては、これが、本当に最後のチャンスとなるだろう。