ウィルコムと群馬県前橋市を中心に看護支援事業を展開するヴィータは13日、訪問看護師支援ソリューション「ほうもん看護サポート・モビ」を共同で開発したと発表した。8月よりヴィータが販売を開始する。
今回開発されたほうもん看護サポート・モビは、アポロシステムが開発したASP型のサービス、ウィルコムのスマートフォン、ブラザー工業製のモバイルプリンターをセットにした訪問看護師支援ソリューション。スマートフォンを活用し、訪問看護師の業務負担の軽減と、看護情報共有化を実現する。
具体的な機能としては、利用者宅で作成した看護記録をスマートフォンで入力し、リアルタイムにASPサーバーへ送信することで、看護師の直行直帰・短時間就労を実現。また、日々の看護記録をASPサーバーに蓄積することで、訪問看護ステーションのスタッフや担当医師とリアルタイムに情報共有を可能とした。スマートフォンとモバイルプリンターを利用して家族と看護情報を共有する機能も搭載する。
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看護記録入力画面イメージ |
加えて、ASP型のサービスを提供することで、システム導入とメンテナンスのハードルを低くすることで、小規模な事業者でも低廉な価格で導入可能とした。また、低電磁波かつ軽量コンパクトなウィルコムのPHSを利用することで、医療の現場でも安心・簡単に使用できるとしている。
ほうもん看護サポート・モビの価格(予定)は、初期費用が73,500円(PC初期設定費用、スマートフォン用アプリケーション費用含む)。月額利用料が1法人あたり26,250円から(ASPサーバー利用料、サポート費用など含む)。ウィルコムの通信料および端末代金は、1回線あたり月額2,000円程度を予定していまする。対応機種は、W-ZERO3[es]とAdvanced/W-ZERO3[es]。
なお同ソリューションは、7月15日から17日まで東京ビックサイトにて開催される国際モダンホスピタルショウ2009に出展される。