独IT2BEは、ヘルプデスク補助アプリ「SupportDesk」最新版(Ver.1.7)の配信を開始した。iTunesのApp Storeからダウンロード可能で、価格は2,400円。ファイルサイズは0.4MB。動作環境はiPhone OS 3.0以降。対応デバイスはiPhone/iPod touch。

「SupportDesk」

SupportDeskは、印Kayako Infotechの企業向けヘルプデスクソフトウェア「SupportSuite」「eSupport(バージョン3.20.02以降)」に接続できるiPhone/iPod touchアプリ。SupportSuiteとeSupportは、インターネットプロバイダや各種ASPサービスを取り扱う企業を中心に採用され、日本でも「eSupport 日本語版」がデジタルスタジオより2007年に発売されている。

SupportSuiteとeSupportは、Ajaxベースのインタフェースを採用したWebアプリで、メールベースのユーザーサポートを行う企業において、ユーザーが過去に送信したメール履歴や直近の問い合わせ内容を「未解決」「保留」「解決済」の3ステータスによって管理できる。メール参照だけでなく、返信文からのFAQ作成やサービスレベルアグリーメント(SLA)、エスカレーションといった高度な設定に対応することで、ユーザーからの問い合わせに優先度とルール付けが行える。また、Flashベースによる部署ごとのグラフィカルなレポートの作成にも対応。さらに、Microsoft Active Directory(LDAP), vBulletin 、ModernBillといったサードパーティ製品との連携も可能だ。

SupportDeskは、複数の問い合わせに対応するほか、部署ごとのチケット発行、チケットのステータスや請求書を含む情報参照、個別のポストの参照、チケットへの返信/削除などが可能なiPhone/iPod touch向けヘルプデスク補助アプリ。SupportDesk 1.7では、選択したチケットのステータスによってナビゲーションバーの色が変わる機能が追加されたほか、時間がかかる同期や不安定な接続に対応するためにタイムアウト時間が短縮され、テンプレート返信用ボタンが大きくなり、空メールの誤送信防止機能が廃止された。さらに、返信画面にあらかじめデータが入力される問題の修正や、チケットへの返信の備考の編集の処理、空メール送信時に表示されるメッセージ、チケット削除後の残数表示といった修正が行われた。