If文の書き方

次に、If文の具体的な書き方を説明します。

(1)If 条件式 Then … End If

条件式が正しい時にだけ処理をしたい時に使用します。

[リスト1]「If 条件式 Then … End If」の書き方

If 条件式 Then
   条件式が正しい時の処理 (複数行可能)
End If

図1:(1)フローチャート

以下説明するリストはsample.lzhの中に「If文例題.xlsm」「Select文例題.xlsm」として収録しています。サンプルとしてご活用ください。

以下は、値が10の時だけメッセージを表示する例です。

[リスト2]ReiIf1(If文例題.xlsm)

Sub ReiIf1()
    a = Cells(1, 1)
    If a = 10 Then
        MsgBox ("値は10です")
    End If
End Sub

(2)If 条件式 Then … Else … End If

条件式が正しい時と正しくない時で、処理を分けたい時に使用します

[リスト3]「If 条件式 Then … Else … End If」の書き方

If 条件式 Then
   条件式が正しい時の処理 (複数行可能)
Else
   条件式が正しくない時の処理(複数行可能)
End If

図2:(2)フローチャート

以下は値が10かそれ以外かで分ける例題です。

[リスト4]ReiIf2(If文例題.xlsm)

Sub ReiIf2()
    a = Cells(1, 1)
    If a = 10 Then
        MsgBox ("値は10です")
    Else
        MsgBox ("値は10以外です")
    End If
End Sub

(3)If 条件式 Then … Elseif … End If

条件で複数の処理をしたい時に使用します。

[リスト5]「If 条件式 Then … Elseif … End If」の書き方

If 条件式1 Then
   条件式1が正しい時の処理 (複数行可能)
ElseIf 条件式2 Then
   条件式1が正しくなくて、条件式2が正しい時の処理 (複数行可能)
Else
   どの条件も正しくない時の処理 (複数行可能)
End If

図3:(3)フローチャート