パナソニックは、42v型4枚分相当となる85v型フルハイビジョンプラズマディスプレイを開発したことを発表した。米国フロリダ州オーランドで開催される「InfoComm09」に参考出展し、今秋より日本、米国などで業務用市場に導入する。

業務分野における大画面薄型ディスプレイの用途が拡大する中、同製品は2006年に同社が商品化した103v型プラズマディスプレイで培った大判パネルの開発技術を基に開発された。

縦置きにすれば人物を等身大で映せるサイズ(右側は現行の42v型)

同社の2007年度同サイズモデル比較で発光効率2倍の「NeoPDP」技術を搭載し、フル動画解像度1,080本、コントラスト40,000:1を実現。さらに発光効率向上で部品の小型化・高集積化が可能となり、103v型モデル比30mm削減となる厚さ99mmの薄型化を実現している。 LAN端子を搭載し、「PJLink」(プロジェクタ操作・管理の業界標準規格)準拠のLANコントロールに対応。複合映像装置のシステム構築やネットワーク経由の遠隔操作・動作確認を行える。また、顧客のニーズに合わせて3種の端子ボードを装着でき、運用環境に応じてディスプレイをカスタマイズすることが可能だ。

同社では、大画面・高画質映像と設置性・運搬性の良さを兼備することで、「一層のビジネス用途の広がりが期待」できるとしている。

画面サイズ(有効寸法) 85v型(216cm)
アスペクト比 16:9
画面有効寸法(W×H) 1,889×1,062mm
画素数(H×V) 1,920×1,080画素
動画解像度 1,080本
コントラスト 40,000:1
外形寸法(W×H×D) 2,015×1,195×99mm
質量 約130kg