米Microsoftは現在、「new CloudApp() ~ Azure Services Platform Developer Challenge」(日本語サイトはこちら)というコンテストを開催している。

これは、その名のとおり、Azureプラットフォーム上で動作するクラウドアプリケーション開発の腕を競うというもの。全世界の開発者を対象に行われており、.NETまたはPHPで開発したAzureアプリケーション/サービスを受け付けている。

new CloudApp() ~ Azure Services Platform Developer Challengeの公式サイト

コンテストのカテゴリは、「International」、「US - .NET Applications」、「US - PHP Applications」は3つに分けられているが、2つ目と3つ目は米国在住開発者に限定されるため、国内からの応募はすべてInternationalとなる。Internationalカテゴリの最優秀賞に当たる「International Community Winner」は一般投票により決定される。

International Community Winnerを獲得した開発者には、Visa Gift Cardが2500米ドル分贈られるほか、AzureのWebサイトや米Microsoftの主催イベントでプロモーションしてもらえるといった特典も与えられる。また、日本からの応募者向けに「Japan Award」も用意されており、「Japan Community Winner」が全世界からの一般投票により決定されるうえ、「Japan Award Grand Prize」といった賞も設けられ、一般と学生の2つの部門で表彰が行われる予定だ。

応募期間は、日本時間の7月10日(金)AM 1:00まで。「new CloudApp()」の公式サイトから、開発したWebアプリケーション/サービスが参照できるURLを登録することで応募できる。なお、応募は個人に限定され、1人1つまで。

応募作品に対する一般投票は、米国時間の7月10日(金)~19日(日)の期間、「new CloudApp()」の公式サイトに受け付けられる。また、Japan Award Grand Prizeについては、7月10日(金)~8月上旬にかけて審査が行われる予定だ。

投票/審査結果は8月上旬にMSDNにて発表される。Japan Awardについては「Microsoft Tech・Ed Japan 2009」にて表彰される予定になっている。

マイクロソフトでは、同コンテストについて、クラウドを「単なるBuzz Word」に終わらせないためのイベントと位置づけている。「同コンテストで開発者がクラウドアプリケーション開発を実際に体験することによって、クラウドの可能性を実感してもらうことが目標」としており、「今後のキャリアやスキルアップを考えている開発者には、クラウド時代のアプリケーション開発をリードする立場になれるチャンス」と説明。「プロのデベロッパーはもちろんのこと、プログラミングを学習している学生から、プログラミングを趣味としている方まで幅広く参加してほしい」と訴えている。

new CloudApp()
~ Azure Services Platform Developer Challenge

  • 参加資格: 18歳以上のIT開発に関わる人(Japan Award対象者は日本在住者に限られる)
  • 募集内容: Azure Services Platform上に構築された、Webアプリケーション/サービス
  • 使用可能言語: .NET、またはPHP(開発ツールはVisual Studio[Visual Studio 2008 Professional Edition、またはVisual Web Developer Express Edition]、およびAzure Services Platform各サービスのSoftware Development Kitが使用できる)
  • アプリケーション/サービスのジャンル: 特になし
  • 応募期間: 2009年6月1日(月) ~ 7月9日(木) 12:00PM (日本時間7月10日(金) 1:00AM)