フィックスターズは1日、PCとPLAYSTATION 3をイーサネットで接続して利用するソフトウェアエンコーダ「CodecSys CE-10」シリーズを発売。価格はライセンス形式となりホームユーザー向けの「CE-10 Personal」(最大ビットレート15Mbps/商用利用不可)が19,800円/年、プロフェッショナル向け「CE-10 Professional」(最大ビットレート150Mbps/商用利用可)が198,000円/年または24,800円/月、となる。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista。同社Webサイトでは、体験版も公開している。また、発売を記念して6月中に年間ライセンスを購入した場合、ライセンス料金が20%OFFになるキャンペーンを実施中。

CodecSys CE-10シリーズは、同社がBroadcast International社と共同で開発する圧縮技術「CodecSys」のアクセラレーターにPS3を活用するH.264ソフトウェアエンコーダとなる。PCに「CodecSys CE-10」をインストールし、イーサネットケーブルでPS3と接続して利用することでフルHD映像でも再生時間に近い速度でH.264フォーマットへのエンコードが可能になる。なお、同社のWebサイト上には、CodecSys CE-10を使ってエンコードした動画がギャラリーとして公開されている。

シリーズの発売につき同社CEOの三木聡氏からは次のようなコメントが発表されている。

「新しいフルHD時代のエンタープライズ用途エンコーダーとして開発してきたCodecSysを、 PLAYSTATION3というスーパーコンピュータ並みの能力を持つ家庭用ゲーム機を活用して、広くコンシューマー向けプロダクトとして発売できることをうれしく思います。このCodecSys CE-10により、今まで時間のかかっていたフルHDサイズのH.264エンコードを家庭でも手軽に楽しめるようになります。また、画質もエンタープライズ・クラスですので、商業用Blu-rayエンコーダーとして、プロの方々にも十分期待に応えるプロダクトであると確信しています。」

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