三洋電機は25日、AV一体型ナビゲーションシステム「AVゴリラ」の新モデル「NVA-GS1609FT」「NVA-GS1409DT」を発表した。発売はNVA-GS1609FTが6月20日、NVA-GS1409DTが6月25日を予定している。価格はオープンで、市場価格は、NVA-GS1609FTが16万5,000円前後、NVA-GS1409DTが13万5,000円前後と予想される。

大容量16GBのSSD搭載で、詳細な地図データと大量の音楽録音を可能にした「NVA-GS1609FT」

同社のナビゲーションというと、ポータブルタイプが有名だが、今回発表された2機種は、インダッシュタイプ。7Vワイド型(QVGA)の液晶パネルを搭載する2DINモデルで、地図などのデータは内蔵のSSDに収録されている。

SSDの容量は、NVA-GS1609FTが16GBで、NVA-GS1409DTが8GB。NVA-GS1609FTでは、SSDの容量を、8GBが地図データ、残りの8GBを音楽などのデータ用に割り振っており、このエリアに音楽CDからの録音を行うことも可能だ。録音可能な曲数は約1,300曲で、録音速度は最大12倍速。GracenoteのCDデータベースも収録されており、曲情報なども自動登録される。また、両モデルとも、SDメモリーカードスロットを装備しており、SDメモリーカードに保存された音楽の再生にも対応する(NVA-GS1609FTはMP3/WMAに対応、NVA-GS1409DTはMP3/WMA/AACに対応する)。NVA-GS1409DTでは、SDメモリーカードへの録音にも対応。NVA-GS1609FTには、USBポートも搭載されており、USBメモリーなどマスストレージクラスに対応したデバイスからの音楽再生も可能だ。地上デジタル放送にも対応しており、NVA-GS1609FTには、12セグワンセグ自動切り替え可能なデジタルチューナー、NVA-GS1409DTにはワンセグチューナーが搭載されている。

ナビゲーション部分には、ポータブルナビにも搭載される「Gorillaエンジン」を採用。また、NVA-GS1609FTでは地図もより詳細化。全国の1,157エリアの詳細市街地図も収録される。約4,000万件の電話番号検索、約3,500万件の住所地番検索、約450万件のジャンル検索など、HDDナビ並みの検索機能も装備する。さらに、推奨ルート以外を走行した際に、そのルートを自動的に記憶する「ルート学習機能」や、スマートIC、時間帯による交通規制などに対応したルート探索も可能となっている。