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『Mobile Hi-Vision CAM Wooo』(日立製作所製)

KDDIは25日、ハイビジョンムービーカメラを搭載したau携帯電話の新端末『Mobile Hi-Vision CAM Wooo』(日立製作所製)を発表した。

「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」は、国内で初の1280×720画素、最高30fpsのハイビジョンムービーが撮影可能なケータイ。光学3倍ズーム、高画質エンジン「Picture Master for Mobile」、手振れ補正機能、顔検出オートフォーカス、コンティニュアスAF、プログラムAEなど、「本格ビデオカメラに迫る撮影機能を搭載している」(KDDI)。

ビデオカメラWoooで好評の秒撮モードや、日立独自の音声ズーム機能にも対応。携帯電話として世界で初めてとなるHDMI端子(HDMI Mini Connector)搭載により、「撮影した高画質映像を、家庭のハイビジョン機器やPCでも楽しむことができる」(同社)。また、microSDHC(最大8GB、Class4以上推奨)に対応しているので、最長4時間のハイビジョン動画保存(長時間モード(HL)撮影時)や、microSDHCカードを介してPCに動画も保存できる(動画の保存形式は3GPP2)。

さらに、従来の2WAYオープンスタイルに加え、ビデオカメラのように使うムービーオープンスタイルによる「3WAYオープンスタイル」を採用。サイドに録画やズームの専用キーを設けており、「ムービー撮影に最適なスタイルで使用できる」(同社)。

「グローバルパスポートCDMA」に対応、対応エリアであれば渡航先でも高画質なムービー撮影を楽しめる。そのほか、光学3倍ズーム付5メガカメラや、「LISMO Video」、ワンセグなどの映像サービスやBluetooth、編集機能付「PCドキュメントビューアー」など、多くの機能を搭載している。

「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」(日立製作所製)

本体カラーは、左からレイズブルー、カシスレッド、マイカブラック

立体音響や3D液晶など、先進的な機能を搭載し続けてきたWoooケータイだが、今回はついにHD動画撮影に対応した

背面。今回の売りであるカメラ部の大きさが際立っている。液晶背面パネルに2箇所開いている穴はステレオマイク。ズーム操作に連動して集音距離が変化する「音声ズーム」機能を備える

裏面。上部にスピーカーとFelicaポート、赤外線ポートを備える。カメラユニットはヒンジ部全体で構成されるため、裏面から見ても存在感がある

カメラは光学3倍ズームに対応した有効約500万画素CMOSセンサを採用。LEDフラッシュライトを備え、レンズも携帯電話のカメラとしては異例の大きさだ

正面。ダイヤルキーは独立キーで縦にのみフレームがある。カメラユニット全体が回転するヒンジ機構のため、端末を開くとカメラが裏面を向く

ムービーオープンスタイルと名付けられた動画撮影時のスタイル。一般的なデジカムと同じような操作感を得られる

ワンセグ視聴や撮影した動画の閲覧などで便利なビュースタイル。液晶をビュースタイルで開くだけで、横画面専用のメニュー画面が起動する

ヒンジ部は開く角度によってロック機構が働き、無理な方向には開かないようになっている。しかし、このように特殊な開き方をすることでハイアングルでの動画撮影なども可能だ

左側面。液晶側には左からビュースタイル用のロックキーとワンセグ用ロッドアンテナ、ダイヤルキー側には左からmicroSDスロット、充電台用接点端子、マナーキー、選択キー、着信用LEDが並ぶ

右側面。左からストラップホール、HDMI端子、ズームキー、シャッターキーが並ぶ

ヒンジ部。カメラユニットの大きさがよく分かる

開閉部。ストラップ穴のみ見える

端末を開いた状態の側面。画面がダイヤルキーよりも奥に開く

ダイヤルキー面。右下のムービーキーを押すと、ムービー撮影モードを一発起動することができる

メインメニュー画面。中央にHDムービー、下にHDMIの設定項目がある

データフォルダにはムービーデータ専用のHDフォルダがある。ムービーはmicroSD(microSDHC)カードに保存可能。8GBのmicroSDHCなら長時間モードで約4時間の動画撮影が可能になっている

ビュースタイル時のメニュー画面。アイコン選択式になっている

ワンセグ用のロッドアンテナは3段式。弾性があり多少曲げても折れないようになっている

スタイルによってムービーカメラやテレビなど、様々に姿を変える新世代Woooケータイ。多機能ケータイの新たな進化を感じさせる端末だ

(写真・キャプション/あるかでぃあ K-MAX)