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WebサイトやWebアプリケーション、Webサービスをはじめようとした場合、最初に悩む項目のひとつが、どういったドメイン名を取得すればいいのか、という点だ。Webページのデザインはとても大切だが、それと同じかそれ以上に、ドメイン名をどうするかは重要な問題だ。この点に関してChristopher Johnson氏がSmashing MagazineにThe Effective Strategy For Choosing Right Domain Namesというタイトルのもと、適切なドメイン名を取得するための効率的な方法を紹介している。
まずChristopher Johnson氏はドメイン名は次の条件を満たすことが理想的だと紹介。
- 短い
- キャッチーでかつ覚えやすい
- 発音しやすい
- 書きやすい
- 競合するドメイン名とは似ていない
- 誰かのトレードマークを侵害していない
そのあとで具体的にどうやって名前を選択していくかを説明している。まず最初に、ドメイン名に費用を費やす意志や予算があるなら.comドメインを取得することを薦めている。次にどうやってユーザをWebサイトに惹きつけるのかで、探しやすい名前をつけるのか、ブランドとなる名前をつけるのか変わってくると説明。一般的な単語で検索して一覧に出てくる必要があるなら探しやすい名前をつける必要があり、その場合にはDomainsBotやInstand Domain Searchが便利なサービスとして活用できると紹介。
ブランドとなる名前を作る方法としては、まず次のような基本的な方法があるとしたうえで、
- 複数の言葉をつなげる (例: YouTube)
- フレーズを使う (例: Six Apart)
- 複数の言葉を織り交ぜる (例: Microsoft、Farecast)
- 言葉の一部を変更する (例: Flickr、Zune)
- 言葉の前後に言葉を付け足す (例: Friendster)
- 完全の造語をつくる (例: Etsy、Odeo)
言語設定のガイドラインとして、次の指針に従って評価し、適切な名前になっているかチェックする方法があるとしている。
[意味的な評価]
- 詳しいか (良い:37signals 悪い:LibraryThing)
- センスの良さを示す (良い:Twitter 悪い:BookGoo)
- 部位にそれぞれ違う意味を持たせる (良い:YouTube 悪い:LiftPort)
- メタファーを使う場合は適切なものを使う (良い:PageFlakes 悪い:Fairtilizer)
[音的な評価]
- 子音のまとまりをシンプルで魅力的なものにする (良い:Biznik 悪い:Sclipo)
- 言葉の本来の強調を保持しておく (良い:Farecast 悪い:Carticipate)
- 意味をサポートするために音を使う (良い:Etsy 悪い:Syncplicity)
Christopher Johnson氏は記事の最後で、Webデザインというものが自由にデザインするというよりも、特定の問題を解決する方法を使ってデザインしていくことと同じように、名前の検討も方法論を使っていくべきだと強調。ドメイン名は先取り制度であるためどんどん貴重なものになっているが、このように正しい方法と言語設計原理に十分注意して検討していけば、優れたドメイン名を得ることはまだ可能だと持論を述べている。