パナソニックは22日、「Strada(ストラーダ)」シリーズのポータブルSDカーナビステーション「CN-MP200DL」「CN-MP200D」「CN-MP100DL」「CN-MP100D」を発表した。発売は6月12日を予定しており、価格はオープン。市場価格は、CN-MP200DLが7万5,000円前後、CN-MP200Dが7万円前後、CN-MP100DLが6万5,000円前後、CN-MP100Dが6万円前後と予想される。

「迷いまセンサー」、FM多重VISC、ワンセグチューナーなどを装備する、多機能なポータブルナビ「CN-MP200DL」

新モデルは、5V型(480×272画素)の液晶パネルを採用したポータブルタイプのナビ。地図データなどはmicroSDカードに保存されている。今回の新モデルには、非常に多くの機能を盛り込んだ。

まずは「迷いまセンサー」の搭載。ジャイロセンサーと加速度センサーとを組み合わせたもので、自車の進行方向、道路の傾斜、進行距離を計測する。GPS衛星からの電波と併用することで、より詳細な位置情報を検出できるだけでなく、高架下やビル街などで、GPS衛星の電波がキャッチできなくなっても、位置情報の更新が可能となった。

さらに、全モデルFM多重VICSに対応。付属の車載スタンドにFM-VICSチューナーを内蔵しており、付属のアンテナをフロントガラスにセットするだけで、渋滞情報などをキャッチし、それを反映したルート探索などを行うことが可能だ。

Googleマップからの情報も利用可能に

同社のナビでは、専用の地図情報サイト「おでかけストラーダ」で、あらかじめ設定したドライブのプランや、さまざまなジャンルのスポット情報を取り込むことが可能だが、新たにGoogleマップにも対応した。Googleマップの利用方法は、Googleマップ上で、[送信]を選択して、携帯電話やPCなどに位置情報を送信、受信した位置情報をSDメモリーカードに保存してナビのスロットに挿入。または、おでかけストラーダサイトにある「Myデータ」に転送して、そこからSDメモリーカードに落とすことも可能だ。Googleマップからの情報は、本体側に記録され、ルート探索の目的地として利用可能となる。

なお、4機種は、それぞれ、CN-MP200DL/200Dがワンセグチューナー搭載モデルで、CN-MP100DL/100Dが非搭載モデル、さらにCN-MP200DL/100DLには、家庭用スタンドとACアダプターが付属するという違いはあるが、ナビやAV機能などそれ以外の部分に関しては同じ内容となっている。

ワンセグ放送は、受信には対応しているが、録画などに機能は搭載されていない。なお、CN-MP200DL/200Dでは、同社のレコーダー「DIGA」で録画したワンセグ放送の番組再生が可能になる予定だ(2009年秋に対応予定)。

主な仕様
サイズ 129(W)×87(H)×32(D)mm
質量 292g(CN-MP200DL/200D)/281g(CN-MP100DL/100D)
バッテリー充電時間 約3時間
バッテリーでの使用時間 約2時間