iPhoneネイティブで動作するオフィススイート「Quickoffice」

米QuickOfficeから18日 (米国時間)、iPhone向けオフィススイート「Quickoffice Mobile Office Suite」が発売された。対応デバイスはiPhoneとiPod touch、動作環境はiPhone OS 2.1以降。App Storeでの価格は2,300円。

Quickoffice Mobile Office Suiteは、表計算「Quicksheet」とワープロ「Quickword」の各機能に加え、Webサーバを内包したファイル転送兼ファイルビューア「Quickoffice Files」を統合したiPhone向けオフィススイート。iDiskまたは内包のWebサーバを利用し、Mac / PCとファイルを送受信する機能を備える。

表計算機能は、Excel 97-2003 (.xls) 文書の新規作成 / 編集に対応。セルに数式や文字列を入力し自動計算させるという表計算ソフトとしての基本機能に加え、125種の関数をサポート、セル単位での書式設定や行 / 列の挿入、アンドゥ / リドゥが可能。

ワープロ機能は、Word 97-2003 (.doc) 文書の新規作成 / 編集に対応。iPhone OS 2.xでは公式に対応しないコピー&ペーストをサポート、範囲選択は文字列をダブルタップして開始し、その後ドラッグして範囲を調整したうえでコピー / カットを実行、その後タップした位置にペーストすることができる。

なお、現行バージョンのワープロ機能はテンキーを利用したかな入力には対応するものの、かな漢字変換できない (表計算機能は可) という不具合がある。単品で発売されているQuicksheetではメールへのファイル添付が可能なものの、Quickofficeに収録の表計算 / ワープロ機能とも現状では実行できない。

内蔵のWebサーバ機能を有効にすると、無線経由でファイルを受信できる

現在のところ、ワープロ機能使用時はかな漢字変換できない