東レは18日、「トレビーノ」シリーズのポット型浄水器「PT302」、蛇口直結型浄水器「カセッティ304MX」を発表した。発売は3月下旬を予定しており、価格はオープン。市場価格は、PT302が3,980円前後、カセッティ304MXが4,980円前後と予想される。

取っ手のないスタイルで、冷蔵庫のドアポケットなどで使いやすくなった「トレビーノ PT302」

トレビーノスーパー用のコンパクトなカセットを採用した「カセッティ304MX」

PT302は、昨年3月に発売されたポット型浄水器「PT301」の使い勝手をアップした製品。PT301では、高さ280mm×幅240mm×奥行94mmだったサイズが、PT302では高さ282mm×幅157mm×奥行103mmと小型化されている。ただし、ポットの容量はほぼ同じで約1.1L。これは形状の変更によるもので、PT301ではグリップ部分が横に大きく飛び出していたが、PT302では、本体をそのまま持つようなスタイルに変更されている(本体には握りやすくするためのグリップラインが設けられている)。冷蔵庫のドアポケットなどに収納する際の利便性を考慮した形状とした。

なお、カートリッジはPT301から変化はない。同カートリッジは、活性炭式のフィルターを採用しており、JIS12項目の除去能力を持ちながら、0.2L/分という、非常に高速な濾過が特徴だ。カートリッジの価格はオープンで、1個入りの「PTC.VJ」が2,000円前後、2個入りの「PTC.V2J」が4,000円前後で販売されている。

また、新たにカートリッジの交換時期を示すガイドを装備。これは、カートリッジを交換した際に、ふたの裏側にあるダイヤルで、使用開始日を設定すると、ふたの上に、交換する目安となる日が表示されるというものだ。

蛇口直結型浄水器「カセッティ304MX」は、カセッティシリーズでありながら本体サイズを抑えたデザインを特徴とするモデル。同社の販売する蛇口直結型浄水器には、トレビーノカセッティシリーズとトレビーノスーパーシリーズとがある。トレビーノカセッティは、カートリッジを蛇口の横に配置したタイプで、比較的大型のカートリッジを使用する。一方のトレビーノスーパーは、カセットが蛇口の下に横向きに位置しており、比較的コンパクトなカートリッジを使用している。今回発表された304MXは、カセッティシリーズでありながら、従来はスーパーシリーズに使用されていた小型のカートリッジを採用することで、コンパクトなサイズを実現したモデル。使用されているカートリッジは昨年3月に発売された「スーパースリム604V」と同じ高機能タイプで、JIS12項目の除去能力を持つ。なお、スーパースリム604Vに搭載されている「デジタルサインディスプレー」は、低価格モデルである304MXには搭載されていない。